次の行動・・・宇宙人は早かった!!
私は魂が抜けてしまい、旦那は何も考えておらず、私と別れると決まるやいなや、私を悪者扱いし、軽蔑の眼差しを私に向けてくるのであった。
そんな今にも崩れてしまいそうな、砂の城をやがて、大きな波が押し寄せて来ているのを私はまだ知る由も無かった。しばらくすると、旦那から、
「8月中にこのアパートを出て行けよ」
私は最初何を言ってるのか理解出来なかった。
なんと、私たちが借りているアパートの解約をあの宇宙人は勝手にしてきたのだ!
今は8月始め、
ちょっと待って!ひと月も無いやん!!
私は目の前が真っ暗になった。
私は縁もゆかりも無い福岡で、どうすればいい?
その事ばかり考えて、ろくに家事も出来ていなかった。もう、こういう状況になってからは、旦那は実家に帰って、実家から仕事に行っていた。
離婚届はいつ出されたのかわからないが、いずれにせよ、アパートを解約するまでは別居という形になるだろう。こんな状況になった事は、訓練校の何人かの人には話をしていた。みんな同情をしてくれたので、少し気持ちが楽になった。
8月のお盆休み中に宇宙人は引っ越しを終わらせる予定にしていた。その日は、ずっと外出をしていた。夕方アパートに戻ると、
すっからかんになっていた。
私が実家から持って来たわずかな荷物だけが残されていた。
そのアパートには元々エアコンが付いていない物件で、宇宙人が新品で付けたものだったが、それも外されていた。
容赦無かった。
真夏の暑い日を半月過ごさなければいけない。
あまりの容赦無い仕打ちに泣きそうになった。
情けというものが無いんだと改めて思った。
・・・・仕方ないか、宇宙人だから。
それより、8月中に引っ越しをする事を考えなければならなかった。


この窮地を乗り切らなければならなかった。
プライドや羞恥心をかなぐり捨てた。
出会い系サイトの伝言板にメッセージを入れて、それを男性が見て連絡を取り合うというもので、そこに、今の自分の状況を正直に入力した。
もう、誰でも良かった。

お金も少ししか無かった。

「誰でもいいから、誰か助けてー」
すると、1人から、メッセージが届いた。
その人によると、私を家政婦として、自分の家に間借りさせると言う事だった。
それだけならまだしも、夜の相手までするのが条件だった。
ものすごく嫌だった。
まるで奴隷扱いだと思った。誰でもいいと言ったけど・・・・涙。

やっぱり私には無理だーっ!
実家に戻る事も一瞬考えたが、働く所が無い事と、実家は田舎なので、車が無いと働きに出る事もままならないが、その車も福岡では必要が無いからと売ってしまっていた。
1人また、別の人からメッセージが届いた。
その人は、一度会って話がしたいという事で、後日、会う約束をした。
約束の時間前にその人は、来ていた。見た感じは、大柄で、Tシャツに七分丈のパンツとラフな格好で、セカンドバッグを持っていた。
伝言板でのニックネームがシャッキングという名前だった。シャッキングさんは、
私が話す事を良く聞いてくれた。
そして、会った時間が夕方近くだったので、ご飯をご馳走してもらった。
その間も、ずっとこれまでの経緯を聞いてくれた。その後、ラブホに行った。
私は、覚悟を決めた!
そして、お風呂に入ろうと言われ、お風呂にお湯を張った。お風呂はジャグジーバスだった。
大きな湯船だったので、二人で入っても充分余裕があった。

ひととおり話し終わると、シャッキングさんは私に「あなたに投資をします」と言ってきた。



具体的な金額では無く、私に住む家と仕事を提供してくれるという。
私はシャッキングさんにどうやってお返しをすればいいのかを考えた。
私の身体?すると、シャッキングさんは、エッチとかしなくていい。ただ、仕事をちゃんとしてくれればいいと言った。
「あぁー神様、いい人に巡り会わせてくれて、ありがとうございます」
嘘みたいな本当の話です。
その日は、本当に何も無く宿泊してホテルを出た。その足で、私が住むアパートを見に行きました。そして、アパートを決めて、それにかかるお金をその場で払ってくれました。
無事に8月中に引っ越しを終えて、シャッキングさんの仕事を手伝う事になりました。
仕事内容は、測量関係の仕事で、パソコンに測量した、数字を入力する仕事で、A4の用紙が何百枚もあり、1枚○○○円で、出来高制だったので、時間があれば入力をして過ごした。
その後、シャッキングさんとも電話で話すくらいで会う事はなかった。
既婚者だったのも安心できた要因のひとつでした。
こうして、宇宙人一家とは、決別しました。
