着物と器とお師匠と | 女子校生の親日記

女子校生の親日記

2019年と2022年に中学受験を終えた中高生の母です。ふたりとも都内の女子校に通っています。

 

銀太郎さんお頼み申す 1 (愛蔵版コミックス) [ 東村 アキコ ]

東村アキコの漫画を読むのは名作「かくかくしかじか」以来!

お鮨屋さんからこの漫画のモデルとなった方のお話を伺ったのがきっかけで、その方が扱う器をいつかほしぃわぁ~~~と思っていたのです。

※でも、せっかくお店に行ったら行ったで今の我が家で使うイメージがわかず、いったん見送りました。これが似合う暮らしをしたい、というささやかな目標ができて、まぁ良かったとします。

 

1巻は着物のお話メインで、25歳の主人公が銀太郎さんに導かれて和の世界を知っていくという導入編。最初はギャグが上滑りしていくように見えるけど、読み直すと、あ、いいな…と思える内容。

 

だいたい、師匠がいるっていいですよね。

私にも、仕事の師匠、美意識の師匠、生活の師匠、子育ての師匠とぱっと顔が思い浮かぶ方々がいます。そういう方々に導かれるありがたみも、読んで感じました。子の親になって、自分の足りなさを自覚しながらも必死に教育したりしつけたりしなくてはならない時に、あの方なら何ておっしゃるかなぁと想像したり、会いに行って元気をもらったり。しつこいですが本当に老後気分でふさいでいる時だったので、色々考えるヒントをもらって立ち直るきっかけになりました。

 

それにしても、中高生も着物を着る子は着てますよね。姉妹のお友達も茶道、日本舞踊、着付け、かるたなど部活動を入口に定期的に着る機会があるようで、素敵だわぁ♡ うちは、家の着物を出してもらえたのは私が20代までで、以降はもう管理が行き届かず、たぶん姉妹に譲れるものはありません(ずーっと実家に行けていないので状態わからず)。ますます着物が非日常になってしまって申し訳ないけれど、それでもたまに着られたらいいなぁと願います。