AM6時入山。
うむ。今年は例年より少し早めに来てみましたが、山の雰囲気を見るに山菜のタイミングはドンピシャっぽそうですね。
まぁ、それもそのはず。
今回は長野県にお住まいのブラックサンダー⭐︎ベアー氏より県内の発生情報を頂いていたので、後はハナクソをほじりながらコシアブラを採るだけの簡単な作業となります。
入山直後のコシアブラはボーボー気味でしたが、そこは標高をアジャストさせれば良いだけの事。
標高1300メートル付近まで上がると、予想通りワタクシ好みのパスタやご飯に丁度良さそうな開き具合になりましたよ。
ところが……
あまりにもタイミングが良すぎてしまったせいで、9時を過ぎる頃には採ろうとする手を引っ叩いて止めなきゃいけないぐらい採れてしまいました…。
ん?なんか問題でもあるのかって?
そりゃそうですよ。夕方までまったりと山の中でコシアブラを採って過ごし、GWだから道路も混んでるに違いないので、酒飲んで少し仮眠してから夜中に帰る予定だったのに、これじゃ終わるのが早過ぎるんですね。
仕方ないので暇つぶしにタラの芽のポイントを新規に開拓してみる事にしました。
なぜタラの芽なのかというと、この山はコシアブラやハリギリは比較的簡単に採れるのにタラの芽の競争率だけ異常過ぎて採れないからです。
すると3時間かけて辿り着いた山奥の奥の奥地で…
ようやく人の手が全く入っていない無限タラの芽ポイントを発見‼️💢
ワタクシはコシアブラさえあればタラの芽は要らないんですが、知り合いに献上すればアルコールになって返って来るかもしれませんから開拓も必要なんすよね。
ところが、この邪な考えが後に悲劇を踏む事になるとは、この時パピコはまだ知る由もなかったのであります…。
実はこのあと、あっ!こっちにもあっちにもタラの芽あるやんけ!!と、惹かれるようにどんどんと薮の中に引き摺り込まれて行った訳ですが
ふと気がつけば辺り一面に広がる、この赤い糞イバラ地獄に囚われてしまい、3m進んではイテテ!3m進んではイテテ!!を繰り返してズボンはビリビリに破けて血ダルマになってしまいましたよ‼️
いつもタラの芽を採りに行く際にはある程度重装備で行くのに、今日はほぼフルチンみたいな格好だったので全身に針がブッ刺さりましたわ…。
しかもですよ?
いつも行っている場所なら茨だらけだとしても数百メートルも歩けば大概抜けるルートが見つかるのに、この無限タラの芽エリアはどこを抜けようとしてもエンドレスに茨が生えているので全然抜ける事が出来ないんですよ。怖いですね。恐ろしいですね。
それに戻ろうと思っても、せっかく辛い思いをして来た道を再び戻りたくはないじゃないですか。
なので、とにかくひたすら先に進み続けましたが、一体いつになったら脱出出来るのか分からない不安もあってかメンタルまで持っていかれる始末です…。
こんなところのタラの芽は誰も採らないわけですわ。(笑)
そして時刻は午後3時。
永遠に続くんじゃないかと思われた茨の道からようやく這い出たものの、終始マトリックス状態で歩いていたせいで持病の椎間板ヘルニアが悪化し、歩きながら両足のハムが攣ってしまい悶絶しながら下山です。
とにかく蒸して夏みたいに暑かったし、ブヨにまで喰われるし、ドリンクも無くなるしで、山葡萄の新芽をチュパチュパしながら山を降りるといった不快指数120%の1日となりました。
ありゃ?なんかいつも以上に愚痴っぽい記事になってしまいましたね。
こいつぁ失礼しました。
〜本日の成果〜
・コシアブラ一年分
・タラの芽ハリギリ献上用に少々
いやぁ〜、なにわともあれ苦労はしましたが、なんだかんだで沢山GET出来たので山の神様と情報をくれたサンダー氏には感謝ですね。
ちなみに貴重な連休2日目はヘルニアを庇いながらのコシアブラの下処理と、保存用にジェノベーゼソースやら醤油漬けやら作っただけで終了です…。
それではラストに今回出会ったその他の山菜の画像でお別れしましょう。
ではまた‼️