こんにちは。

maru.greenと申します。

2回目の更新がこんな久々になってしまいました🙇

書くことを考えていたら、なかなかまとまらず、書くことができませんでした😅

 

今回は、先日訪れた東京国立博物館についてお話したいと思っています。

 (*感染予防対策は万全の状態でした😷

この度私は、東京国立博物館の本館と表慶館を2日に分けて訪れました。

その内容について、2回に分けてブログに綴ってみようと思います。😊

まず、1日目は本館へ・・・

私は、学芸員を志している身なので、今回は照明の当て方や説明書きなどを含む展示方法・順路等の工夫に重点を置いて、観覧しました。

最初に感じたことは、空間を有効に活用する工夫の凄さです。

国立の博物館だけあって、そもそもの展示スペースの広さは申し分ないのですが、何よりもどこにどのような所蔵品を展示し、どのような照明の当て方をすれば、よりその作品の良さを引き出すことができるのかなど、随所に工夫が施されている部分に驚嘆しました。

また、全ての所蔵品をショウケースに入れて展示するだけではなく、仏像などに関しては、オープンに公開することで、普段は見ることができない後ろ側からの様子も見ることができるのは、なかなか貴重な体験なのではないかと思います。

さらに、広大な展示スペースなので、人によっては「どこから見ればいいのか」「一日で見廻ることができるのか」など、少し不安に思う人も出てくるかも知れません。しかし、強制的なコース指示がないため、自分に興味のある展示品や、ぱっと引き寄せられるモノだけ見て回ることができるので、常に興味・関心を継続できて自由に行動できる点が素晴らしいと感じました。

 

次に、来館者への多くの配慮です。

上記に挙げたような、内容もそうですが、それ以外にも来館者がより集中して観覧でき、さらには来館者にとって分かりやすく展示を見ることができるような工夫が施されていました。

まず、1つ目にはベンチの配置です。

適宜休憩が取れるように、ベンチを配置することで、肉体的にも精神的にも無理をせずに展示内容を観覧することができます。また、ベンチの色も博物館内の景観を崩さないような配色になっている点も素晴らしいと感じました。

2つ目としては、鑑賞ポイントや各技法の詳細な説明の掲示です。

博物館に来て具体的に何を見れば良いのか分からない人も少なからずいると思います。しかし、各展示内容ごとに、その展示品達のどこが優れているのかや、どこが特徴的なのかを適宜説明することで、展示を無駄なく見ることができるのだと思いました。

また、工芸品については、それぞれの技法について図や表を用いた分かりやすい掲示を行うことで、予備知識を得た状態で、所蔵品を見ることができるという点も、1つの工夫であると感じ取れました。

 

このように、国立の博物館であるという強みを大きく活かした、数々の展示が多くの人々を楽しませているのだと感じました。

もちろん、全ての博物館が、これらの諸工夫を実践しようとすると無理があるかもしれません。しかし、1つでも多くの良い部分を取り込んでいくことで、より良い博物館作りに繋がるのではないかと思います。

私も、学芸員を目指す端くれとして、ここで目にした多くの工夫を今後の活動で活かすことができるように、日々学びを深めていきたいと思います。

 

以上で、1日目に訪れた本館の感想を終わりたいと思います。

また、近いうちに2日目に訪れた表慶館でのフォーシーズンズの展示についての感想をブログに綴るつもりです。

このブログが多くの人の目に触れることを願っております。

 

それでは、またお会いしましょう。(^_^)ノ