去年のコロナ以降に読んだ本の記録を。
読んだというよりAudible(オーディブル) の無料体験があったので登録し、朗読を聴いてみたという話。
・栗山ノート2
1の方は未読。
栗山さんて本当に読書家だなっていうのが分かる。
指導者っていうより教育者という印象。
内容はWBC中心で書かれてあるけど⋯
あれ?
WBCの特集をTVとかネットで見すぎたせいなのかあれこれ重なって内容があまり残ってない⋯
WBC決勝後に大谷翔平が栗山さんに言った言葉が印象に残ってる。
でも、これも買った雑誌に書かれてたや。
栗山さんが球団トップに君臨したので今季のファイターズには期待したい✨
・アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち
北広島市にエスコンフィールドを創った人たちの熱いノンフィクションドラマ。
今年エスコンに何度も足を運んだ身としてはずっと読みたかった本だったので無料で読めて(聴けて)ラッキー。
まさに北海道版フィールド・オブ・ドリームス!
いや、映画以上にドリームが過ぎる。
綿密な取材を重ねたであろう事柄が多面的に三人称視点で綴られていて、圧倒的な筆力によってグイグイ惹き込まれた。
てっきり札幌ドームが球団を追い出したのかと思ってたけど、札幌ドームが日ハムに逃げられたってわけね。
球場使用料13億を球団から徴収し、グッズ販売や飲食販売諸々で札幌ドームは年間20億も儲けてたってオイオイ![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
そりゃ貧乏球団って言われるわけだよ
親会社である日本ハムに金がないとは思えないのでただケチってただけなのではって勝手に思ってた。
ドーム側が球団の要望を一切聞き入れなかったってのも悪意を感じる。
でも、この本ではその暗黒部分を掘り下げることなく、ボールパークを創る夢を実現させるまでの経緯や苦悩、球団と北広島市の熱い思いが綴られている。
その裏で、札幌市内での移転が叶わなかった事情と札幌市側の苦悩も丁寧に描かれていてなるほどなと。
ドーム側の視点がないのでそこも気になるところだけど、今更知ったところでって感じか。
ファイターズの頭脳と言われる現チーム統轄本部長の吉村さんのエピソードも印象深い。
若き頃に映画館で席を立たずに3度もフィールド・オブ・ドリームスを観たという。
この映画に余程感銘を受けたんだろうなぁ。
私なんかには正直響きづらい映画だったけど、、
去年は、(おそらく)古参のファンがこの人のことを叩いたり感謝したり忙しい年だった。
脱線したけど、長年の構想・計画を経てあんな素晴らしい球場というか建物を創ってくれた人たちに感謝しかない。
客とファンが注ぎ込んだエスコンマネーのおかげで、背番号14残留、新たに背番号18を獲得、よさげな外国人選手も獲得もできたわけだし。
自前の球場があるって素晴らしいことだ。
この本の映画化は何年後だろ♪
Audible便利だけど、つい聴き流しになってしまうから正直所々頭に入ってこない![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
この本は、内容も文体も好きなので中古で安くなったら買うことにする。
・嫌われた監督
アンビシャス~の著者が書いた代表作ということで、これはAudibleではなくKindleで読んだ。
落合さん⋯名前はもちろん知ってるけど現役でもないし、今はYouTubeやってる人って感じで馴染み無さすぎてページ読み進めるまで時間かかった。。。
読み始めたらおもしろすぎて、小説のようでもある。
知ってる名前も何人か登場。
立浪さん、井端さん。
あと日ハムの秋季キャンプに臨時コーチとして来てた荒木さんも。
詳細は割愛するとして、落合さんにしか見えていないものがあって周りがそれに気づいていない以上、その判断が理解されるのは難しいだろうなということ。
この本が刊行されてなければ、非情冷徹と誤解されたままだったことを思えば、救われた気がするんだけど本人はどう思ってるんだろ?
私としては映画が好きってとこに共感😄
・母という呪縛 娘という牢獄
そろそろ野球から離れる。
これはAudibleにて。
2018年に滋賀県で起きた医科大学生による実母殺害事件を書いた本。
この時私ニュース見てなかった?
犯人(娘)の顔写真と「モンスターを倒した」で、あーこんな事件あっかも?というおぼろげな感じで、ほぼ初めて知る内容に衝撃を受ける。
実の親を殺してバラバラにするとかどんな娘なのよって思ったけど、サイコパスなどではなく平穏な暮らしを望んでいた普通の女性だ。
母親による教育虐待の被害者でしかない。
全部母親が悪いよこんなの![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
もっと言えば度々出てくるアメばあ(アメリカに住んでる祖母)もよくない。
娘(母親)とツーツーで言われるままどこまでも金出してしまうから、孫(娘)が医学部9浪なんてするはめになったわけだし。
逃れられない地獄だな⋯
娘を医者にさせるために監視・叱責・罵倒・体罰。
9浪の末にせっかく夢を掴みそうになったところで、今度は助産師になれだ?
どちらかが死ななきゃ終わらなかったという娘の言葉。
辛すぎる。。
別居してた父親が、殺人者になった娘に対して家族だからとどこまでもサポートする姿勢は心にくるものがあった。
減刑されたといっても、刑務所生活の10年はとてつもなく長い。。
刑期を終えたら好きなことしてどうか幸せに暮らせますように![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
他にもAudibleで、桶川ストーカー殺人事件の本とか聴いてみたけど途中で断念。
なんとなく知ってはいたけど、警察がクズすぎる😡
被害者は警察に○されたようなもんだよ。
この事件をきっかけにストーカー規制法ができたわけ。
湊かなえの最新の小説とか、映画化された「正欲」もものすごく興味があったけど、これらも序盤で挫折。
そもそも前ほど小説読みたいと思わなくなった。
推理小説も疲れる。
ノンフィクションがいちばん面白い。
読書に飽きる前に面白い本探ししてみよ。