route to roots  【兄、泰裕】 | 蹴撃日記 ~世界へ向けて日々精進~

蹴撃日記 ~世界へ向けて日々精進~

アメリカンフットボール選手の丸田喬仁です。
ポジションはK(キッカー)
プロを目指して渡米、チャレンジ中です。

心技体兼ね備えた選手になるため、
出来事、思った事、感じた事を記します。

最近、アメリカの挑戦、ガッチャバックでの資金集めを通して、
自分を見つめなおす自己分析ができるような気がしています。


自分が何故挑戦したいかをもう一度自分に問う為、
多くの方に知ってもらう為、
色んな題材をあげて
これからできる限り時間を見つけて書いていきます。



自分は今まで人に影響されて、人との出会いで成長してきたのかなと感じています。

ですから、今まで自分が影響された人を思い出して書きます。

誰に影響されてるんだろうと考えた時、
一番最初に浮かんでくるのは
4歳離れた兄、泰裕です。



アメフトで丸田といえば、まず兄の事が先に出てくるでしょう。

兄は小さい頃から運動神経が非常に良く、集団の中でも前へ出ていくタイプ。
逆に自分は、人よりちょっと大きいだけで、器用貧乏。進んで目立ちにはいかないタイプ。

この兄になんとか食らいついて遊びまわったのが、小さい頃の記憶のほとんどです。
思い出すと、
ボールを蹴るのが好きになったのも
サッカーを始めた頃、
住んでいた社宅の裏で、
兄に蹴り方を教わったのが初まりです。
そう考えると兄がいなかったら今の自分はないと言えます。


2人とも地元の公立に通ったので、兄とは同じ小学・中学校。
活発、スポーツ万能な兄が通った後なので、先生達は初めから自分の事を
「あの丸田の弟」という目で見ます。
変に期待されていると思って、コンプレックスのように思っていました。

反面、何でもやれば一番になってしまう兄のようになれたらと、兄のする事は何でも真似しました。


高校、付属校でラグビーをやっていた自分は、法政大学へ進学する時、アメフトをやるかどうか悩みました。
自ら同じアメフト界に入ってまた「丸田の弟」と言われる事への抵抗感と
学生2連覇を果たした、トマホークスへの憧れがありました。

もちろん当時兄にも相談しましたが、
「お前にはできない」「向いてない」
という時と
「やった方がいい」
という時があって、益々悩まされる事になりました。
今思えば、4年間やりきって体験した辛い事と達成感が思い出されて、どちらも自分を心配してくれた結果、出たアドバイスだったんじゃないかと感じます。

いざ、アメフトを始めると
もちろん、いろんな所で「丸田の弟」と言われましたが、
小さい頃から言われ過ぎていて、あまり気にしなくなった事に気づきました。

「泰裕とは違う」
と吹っ切れると同時に、
しんどい時、辛い時は
「丸田の弟ならここで負けないだろう」
と踏ん張る理由になっていきました。
今では、小さい頃のコンプレックスが強みになったような気がしています。

それから、兄に見習わなければいけない点は、「弱音を吐かない事」

普段自分は負荷がかかった時に
「しんどい」
「疲れた」
と言ってしまいがちです。
ですが、自分は兄が弱音を吐いた所を見たことがありません。

1番リラックスする家の中でも
弱音を吐かない。
しんどいけど、その時を楽しんでいるからなのか何なのかは解りませんが尊敬できる点だと思います。
鹿島ディアーズは鹿島の撤退が決定し、大変でしょうが兄は恐らく弱音を吐かずにやっているんじゃないかと思います。


今では、年に1回か2回会うかどうかになりましたが、昨年会社を辞め不安定な立場になった自分を、表面上は仲が悪そうにしながら(笑) 本当は心配している兄に感謝して、日々精進して参ります。照れ臭いですが笑

長くなりましたが、次回からはもう少し簡潔にかけるよう努力します笑

○た
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