記憶の中で | ハトムギ

記憶の中で

もうあのメールで燃え尽きた事にしよう

あたしにはもうこれ以上なにもできないから

逢いたい意志はあのメールに詰め込んだ

あとは待つしかないんだよ

待ちながら心から彼の顔が消えるのを待ちます

もうこんなに人をスキになる事はないかもしれない

ずっと彼の自慢できる彼女になりたかった

でもホントはそんな事どうでも良かったんだね

今特に誉められる人じゃない人と付き合う彼

「おまえの方が可愛いってみんなに言われるんだよねー」

嬉しい半分切なかった

他の人の評価を気にしない人ってのはわかってたのに

もうどんなにあたしが綺麗になって

自分を磨いたところで

入り込めないって思い知らされたから

たぶんあなたからもう一生連絡はこない

たとえ今の彼女と別れたとしても……

あたししつこかったよね

彼女いる人に逢いたいって言ってばかりで

不器用なあたしには

気持ちを伝え続ける事しかなにもできなかった

たとえ嫌われたとしても

伝え続けたことに後悔はしてないよ?

嫌われたとしてもあなたの記憶の中に残りたかった

少しでも長くあなたの記憶に残りたかった

支えてあげたかったけどそれは叶わない

どうかあなたの心の中で少しでも長く生きられますように……