無事に家に帰ってきました。
いやぁ~、さすがに徹夜明けで東京日帰りはこたえます。
昔は簡単にできたこともアラフォーになると・・・・
またしてもカラダはボロボロであります。
今回はある芸能プロダクションの宣材撮影でして
所属するタレントさんの中の20人ほどを
丸一日かけてバシバシと撮影してきました。
トータルで4,000枚ほどの撮影。
これからこれを一枚一枚確認して、
使える写真と使えない写真に仕分けした後、
一人ずつのOKカット数枚に絞込み、
さらにその後現像作業という流れになります。
撮影するより、この作業のほうがよっぽど時間がかかるのですが
恐ろしいことに明日納品してほしいとのご要望で・・・・
必死で作業しても2日はかかると思うのですが・・・
またまた徹夜地獄へと引きずりこまれる
情けないカメラマンなのでありました。。。
時間はないのですが、気分転換にブログの更新でもしようかなと・・・
今日ご紹介する写真は、2日前に友達のヘアメイクさんから依頼された
商品撮影です。
ヘアメイクの学校をやっていらっしゃるのですが
その入学案内用にパンフレットを作り変えることになって
メインカットとなる写真をお願いされたのですね。
これもまた時間が無い中での撮影だったので
夜中にバタバタと自宅で撮りました。
メイク用の筆をかっこよく撮ってほしいというオーダーなのですが
これをカッコよく撮るのはなかなか難しいぞ・・・
とりあえずこんな感じで筆を立てて撮ってみました。
筆の長さがそれぞれ違うので、テープで留めてみたり
ティッシュを押し込んでぐらつかない様に固定してみましたが
んん~ イマイチ!
ポイントは筆の毛の下にあるシルバー色の部分に
キレイに光を入れること。
レフ版を2枚駆使して、照明をコントロールしながら
黒い板で写りこみを作ります。
今回は時間が無かったので、簡易ライトボックスを使いました。
照明は傘バウンスした300Wストロボを2灯使用。
商品の斜め後ろに1灯と後方斜め上45度からの1灯です。
照明はうまくいったものの、どうも商品の配置がうまくいかないのです・・・
困ったなぁ。
そうだ!
この前、通販で送られてきた箱があったな!
考え抜いた末、これにブスブスと穴を開けてここに刺しちゃおう!
我ながら、いいアイディアでした。
これなら一本一本の高さも角度も調整できるぞ!
ここに、配置や角度を考えながら一本ずつ差し込んでいきます。
バランスを考えながら・・・・これが意外と難しい。
まるで活け花をしてるみたいです。
そうやって完成した筆の活け花を見ながら
照明の出力を調整してさらにレフ版の角度を微調整します。
そして出来上がったOKカットはこんな感じです!
どうです。
なかなかいい感じでしょ!
・・・と、自画自賛。。。
これを一枚撮るのに4時間かかりました。
でもスタジオと違って自宅で出来ちゃうので、気持ちは楽です。
本当はもっと凝りたかったんですけど・・・きりが無いんですよね。
商品撮影は奥が深くて面白い!