料理撮影 本番 | ビューファインダー

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   レンズを通して見えてくるモノ


本日は撮影本番であります。


ここは新潟松之山の「ナステビュウ湯の山」という日帰り温泉施設。


何回かご紹介していますね。

とってもいいお湯で、最近わたしのお気に入り。



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こちらの社長は地元の写真クラブの仲間でもあり

仲良くさせてもらっているのですが今回はここの食事メニュー用の

写真撮影を頼まれたので仕事として伺ったわけですね。


前回ご紹介したようなセットを持って宴会用の広間に

即席スタジオを作りました。


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さて、今回の被写体はラーメンだけだよって聞いていたので

それなりの機材で行ったのですが・・・・


どうせ撮るならこれも・・・これも・・・と、

どんどんいろんな料理が出てきましてちょっと焦りながらも

表情には出さず淡々と撮影をいたしました。。。


では今回のお料理をご紹介しましょう。


まずはラーメン。



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なかなか美味しそうでしょう!



ラーメンはすぐにのびてしまうので撮影は本当にムズカシイ。


当然あらかじめ照明は作っておきますが

現物でなければ微妙な調整が出来ないので時間との勝負です。


トッピングの海苔もすぐヨレヨレになってしまうので

シャッター直前にのせるのもポイント。



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トッピングが多くなるとそのレイアウトもスゴク難しいものです。


どれをどこに置こうかか・・・。


迷っているうちにどんどん麺はのびてしまいます。



その点、日本そばはまだ楽ですね。



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もりそばならもっとラク。


それでも麺が乾燥しないように気配りは必要。



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上に乗せる刻み海苔がやっぱりすぐふにゃふにゃになってしまうのですね。


撮影直前にパラパラっと。

でも、そのバランスも微妙・・・


それと、やっぱり麺の一本一本の立体感が出るように照明も工夫が必要です。


ただ照明をデフューズして

レフ板で暗い部分を起こしてあげればいいってモノではありません。


これが一番簡単だったかな。



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でも、おにぎりのゴハン部分が影で暗くなってしまうので

こちらも小さいレフ板でカバー。



オマケにこんなものも。


これなんだかわかりますか?



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おやきみたいなものですが、松之山では「あんぼ」と言います。


とっても美味しいんですよ。


さて、ひと通り料理の撮影も終わってさて撤収しようかと思ったところ

最後に生ビールも撮ってよ~と・・・


えっ・・・それはこのセットではとても撮影できないのですが・・・(汗)


しかし、ここで出来ませんとも言えず

悩みに悩んで、自然光で撮影することに。


ストロボで照明を作るのでは時間がかかりすぎるのです。

生ビールを撮影するだけで、軽く半日はかかりますからね・・・。


自然光で撮るということはレフ板が頼り。


撮影台を窓ぎわに持っていき小さいレフ板をいくつも並べます。

写り込みをコントロールする為の黒いカッターも立てて・・・


んんん~ ム・ズ・カ・シ・イ!


そこにキンキンに冷えた生ビールが運ばれてきました。



ひゃ~ うまそぉ~~!! ・・・あっ、いかんいかん。


撮影するんだった。。。


ビールは泡がすぐになくなってしまうのでこれも時間勝負なのですね。


そんな苦労をして出来上がった写真がこちら。



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レフ板だけで撮影したにしては上出来ってところです。


終わった後は、一気にグビグビっといきたい・・・ところですが

クルマなのでオアズケ・・・(涙)


ちょっと欲求不満な終わり方でありました。 無念!



そんなわけで今日は写真はお料理ばっかりでしたね。


どうですか、お腹空いてきました??


こちらは松之山の ナステビュウ湯の山  でいつでも食べられますので

温泉と共にぜひおススメです!


以上お料理撮影の現場からお伝えしました。