▷▶︎▷▶︎2014年11月
その頃秘かに私がやっていたこと⋯
それは「市のホームページから市への要望を送る」
でした。
私が住む市のホームページには
「市長への手紙」というフォームがあり
市に対しての要望を送ることができます。
そこに不育症への支援と
まだあまり知られていない不育症に対する
周知のお願いを送りました。
ざっくりいうと⋯
【要望1】
私は死産と流産の経験後
抗リン脂質抗体症候群と診断されたが
薬と自己注射での治療の結果
娘を出産することができた。
不育症は適切な検査と治療を受けることで
80%以上の確率で無事に出産に至るといわれている。
しかしそれに至るまでの検査や治療費が高額となり
それが原因で子供を諦めてしまうという例もある。
治療については一部保険適用となったが
検査結果によっては保険が適用されない例もある。
全国で不育症に対する助成制度を持つ自治体は
100を超えたが(※2014年当時)
市でもそのような制度の創設を要望する。
【要望2】
市議会の議事録から『不育症』を検索してみたところ
過去(実際には具体的な会期と議員名)に
議題にあがっており
実際に周知につながっていた。
当事者からの周知のお願いとして
不育症についてのリーフレットを
市の施設に置いてもらえないか。
リーフレットについては
「不育症そだってねっと〜不育症に公的支援を求める会〜」
が発行している。
https://fuikushou.jimdofree.com/冊子/
から見ることができるが
実際には既に冊子化してあるものを送ってもらう想定。
そしてしばらく経って返ってきた返事には⋯
※こちらも要約です
不育症の検査や治療は心身への負担が大きく
費用に関しても高額となる認識はある。
市では保健師による相談や情報提供も実施しているが
検査や治療のほとんどが保険適用されており
費用の助成を実施する予定はない。
市では、これまで情報提供として
広報掲載・ホームページ・保健師の個別相談にて
不育症についての周知を行っている。
提案の冊子については大変わかりやすい内容だが
不育症に関する自主的な活動は
様々方が実施していることから
市としては特定の団体が作成している冊子を
配布することは難しい。
ほとんどが保険適用だと?
一部だよ!一部!!
などなど⋯
いろいろとツッコミどころ満載の回答でしたが
公的支援が実現した今となっては
本当に懐かしいです。
はい。こんな始まりでした(笑)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
議会で過去に取り上げられた広報での周知について。
どうやら私の前にも同じ声をあげた方がいたようです。
そしてその声を受け止めたある市議会議員さんが
議会で一般質問したことがあったそう。
それをうけて
1度だけ市の広報で不育症の周知が行われたとのこと。
私が「市長への手紙」を送るちょうど1年前のことです。
残念ながらそのママさんは既にお引越しされてしまい
一緒に活動はできませんでしたが