久しぶりの投稿です。先日京都の蹴上発電所を見学した際,回転子に「コイルがついているのでは ??」と議論沸騰。スタンレー式発電機だということですが,詳しい情報が見つからず,では・・・・ということで隈取りモーターや扇風機の誘導モーターを使って発電できないか試すことにしました。しかし結果は思うようにいかず,誰でもできそうな「発電実験」装置を試作してみました。

 あちこちから不要になった電気製品などは「まず修理にトライ」ですが,最終的には分解してしまい,必要と思われるパーツを取り出しています。そんなパーツの中に同じ直流モーターが3台あったので,1台は分解し,中の構造が見うるように・・・・

かなりしっかりとした造りですし,回転子は5極でした。

 残り2台を向かい合わせにし,回転軸を繋いで固定してみました。固定台は3Dプリンターで簡単に制作。

左側に可変電圧電源を繋ぎ無負荷での発電電圧を策定してみました。

        駆動電圧    発電電圧

         8.0      6.0

         9.2      7.3

           10        8.1

           12       10.3

         14                      12

モーターは電流を流すと回転子は力を受け続けるため回転数はどんどん高くなっていくのですが,あるところで「限界」に到達します。その原因は・・・ 。そう,基本としては「コイルの逆起電力」です。ということは全く同じモーターをつなぎ,一方を駆動すると駆動電圧と同じ起電力が得られる・・・

と思いがちですが,話はそう簡単ではありません。

 右端に置いている「赤いの電球」はLEDで,これを接続して駆動電圧を上げていくと初めのうちはLEDは点滅したように光だします。これば「当然」ながら出力電圧が一種の「脈流」であることを意味しています。

 ならば「交流を清流」する場合と同様に「平滑コンデンサー」を接続すると電圧計は違う電圧になるはず・・・・,遠なったのですが色々予想外の結果となりました。

 

 つづく