マル棒の改良 ? をしていて,何か他の使い方がないかを検討していました。すると,小学校の教材としてすごく「貧弱」なものが市販されているのがわかり,その程度なら・・・ということでありあわせの素材を使って試作してみました。てこの材料はできるだけ軽く,ある程度の強度があるものということで,アルミパイプにしました。放置していたものなので少し錆を落とし,塗装をしセンターに穴を開けるだけです。ただ,単に「中央」というだけではまず左右の「バランス」が取れないもので,少し調整が必要です。しかし,試してみるとほぼ無視できる程度でした

中央の黒い板が「マル棒」です。 左右三つずつついている黒いものは おもりを吊るすフックで,これも3Dプリンタで作りました。

 ついでに「おもり」も実験用のものがないので,廃物利用として

使用済みのアルカリ乾電池を利用しました。 (乾電池にハンダ付けすることは危険性を伴うため、絶対に真似しないでください )

 では,ためしに左右同じおもりを中心から同じ距離のところに吊るしてみます。

「当然」のように釣り合います。

 では違う重さのおもりにしてみると

   左側は 中心から 5cmのところに 60gのおもり  

   右側は       13cmのところに 24g  でした。

       左辺は 5×60=300       右辺は 13×24=312

 

300 と 312 の差異は小学校では許される量でしょうか ? 

     

 さらに違うおもりでは

左側は 中心から 10cmのところに 24gのおもり    右側は 20cmのところに 11g  でした。

  左辺は 10×24=240       右辺は 20×11=220

 

少し精度が下がるようです。

 

 さらに,,,,

左側は 中心から 10cmのところに 60gのおもり    右側は 10cmと15cmのところに どちらも24g  でした。

  左辺は 10×60=600       右辺は 10×24=240   と 15×24=360   合わせて 240+360=600

 

 なんとピッタリです。

 

 これらの実験からパイプと軸の間の摩擦はおもりが大きい方が小さくなるようです。こんなものですが,あとにセットあります。欲しい人はご連絡を !!