先月のファラデーラボ かがくカフェで音の実験が盛り上がりました。中学ではかなり扱いが困難な点が多いとか・・・・
 それでというわけでもないのですが,以前から寄せ集めたガラクタで工作してみたいことがあったので,とりあえず予備実験をしてみました。100ヘルツ程度の低音の実験・観察ができるようなエンクロージャーを作りたいのですが,退職後木工をするテーブルがなくなったので,まず手抜きで,かつ小型スピーカーです。
 今回はすごい手抜き工作です。分厚い紙筒と小型のスピーカーがあり,紙筒にスピーカーを押し込むという工作です。スピーカーは前面の固定用板を万能ばさみで切り取り,サイズを合わせて筒に押し込みます。
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このスピーカーは確かソニーのラジカセについていたものかと・・・メーカー名の印刷はありません。最大6Wもあるので,結構大音量の実験もできそうです。
 コードはそのまま筒から出しておいても良いのですが,少しは工作らしくということと,追加の工作のことを考え陸式ターナルをつけました。

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筒は長さ23センチ,内径7.5センチです。反対側は開放です。
 早速,WaveGeneを使い音を出してみました。USBスピーカーのアンプを使うため,低音は期待できません。それでも100Hzくらいはなんとか出してくれます。
 400ヘルツ程度で開管の共鳴が出て音が大きくなります。テーブルの上で,スピーカーを上にして垂直に立てて音を出してみると,

300Hzでは,筒の下端が5ミリで音量が最大になり,筒の下端をテーブルにつけると音は急に小さくなります。

340Hzでは,10ミリで

380Hzではテーブルから3センチくらいまで次第に音が大きくなるだけです。

開放端を塞いで,振動数を次第に高くしていくと,810Hzあたりで少し音が大きくなるようです。

定量的な解析をしてみなくては・・・・