交流モーターを使う実験 ちょっと難解かも
以前 「アラゴの円板 実験器の制作」という実験器具を作りました。渦電流で金属板が力を受けるのを実感してもらうものです。磁石の乗った円板の回転数を可変できるようにしたもので,自分としては結構良い出来だったと思います。 今回は回転数を連続可変にはせず,簡易版として三段階に可変できるようにしました。どうするかというと誘導モーター (交流モーター )に直列にコンデンサーを接続し,モーターの駆動電圧を下げてやるというものです。 直流回路だと抵抗器を直列接続し,その電圧降下でモーターの回転数を下げるというのと同じ考え方です。渦電流を直感するだけでなく,皆さん苦手な交流についてもすごく納得できるものにしたいと考えて制作を進めます。 モーターを直接AC100Vで動かす時の電流値は 160mAでしたので,「抵抗値」としてみると 100/0.160 = 625Ωですから,インピーダンスが数百Ω になるコンデンサーにすれば良いだろうということです。ちなみに 2.5μFのコンデンサーのインピーダンスはというと Zc =1/ωc = 1/ 2πfc = 1/(2*3.14*60*0.0000025) = 1061 Ω少し小さすぎのようです。 手持ちのコンデンサーで耐圧が数百ボルトのものはというとフィルムコンデンサーではあまり容量の大きいものがなく,手持ちのものだと 3.3 μF がたくさんあるので,2本を並列接続してみると Zc = 1/ωc = 1 / (2*3.14*60*0.0000066) = 402 Ω三段階の回転数にするには 1 コンデンサーなし 2 2.2 μF のコンデンサー 3 6.6 μF のコンデンサーとし,3接点のスイッチをを使います。このスイッチもみなささんが使い慣れている 扇風機のスイッチを使うと 「強,中,弱」の切り替えとしてわかりやすいかと・・・ ※ 「強,中,弱」の順にするには 2 と 3 が逆の方が良さそうですね。。。。ただ,,,予想に反して色々とということで,いろいろ有り合わせの材料で試作機を作ってみました。写真でスイッチは 左から順に 0 OFF 1 コンデンサーなし 2 2.2 μF のコンデンサー 3 6.6 μF のコンデンサー0 OFFのスイッチの上に見える白いものは各部位の電圧を計測するための端子です。ここにデジタルテスターのリード線を差し込みます。磁石付きの円板は 100円ショップで販売されている4個100円のネオジム磁石です。さて,これで実際にモーターを回転させ,スイッチを切り替えていくとどのような結果が出るでしょうね。この続きをご期待してください。