コーチングとの出会い | 【幸せにはたらく】ためのコーチング&コミュニケーション 丸本ちかこ@大阪

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◆「自分らしく幸せにはたらく」ことで自分も社会も豊かにする☆コーチング&コミュニケーション◆パーソナルコーチ・研修講師
【チームフロー認定コーチ・LIFE PAGES認定トレーナー・時のマヤ暦マスター認定講師】丸本ちかこのブログ☆   

私は今、コーチを仕事にしています。


コーチングに出会う前の私は…

「私は正しい」
「私は(一人で)がんばっている」
「やればできる、何でも努力!」


と思っていました。
とても堅苦しくてムダな力が入っていたなあ、
と今なら思います。


長女で下に二人の弟がいた私は、
小さいころから何でも自分でする子でした。

それは、愛情深くいつも家族のことを
思って何でも手作りしてくれていた
母親をお手本にしていたと言うこともあるし、
そんな家族の中にいて
自分がどこか曲がっている、
暗い部分を持っている、

と密かに感じていたことを隠すために、
そして両親に認めてもらうために、
子どもなりに一生懸命だったことが、
図らずも結果に結びついていた、と
いうことがあるかもしれません。


勉強も頑張りました。

サラリーマンで仕事の愚痴一つこぼさず、
コツコツ仕事していた父親、
それを内職やパートで支えていた母親、

そんな二人の平凡だけど地道で
つつましい生活を見ていて、
兄弟皆が大学に行くために、
私は高校も大学も公立に入らなければ、
塾に行くことなんてできない、
と誰も頼んでいないのに(笑)
勝手に必死になって、
常にトップグループにいました。

そのせいで、かどうか、
いじめられたこともあったけど、
私には辛いのと同時に、
「あんたたちなんか相手じゃないよ。」という
反発する気持ちも持っていました。


就職も、
東京本社の会社から内定をもらっていたのに、
弟たちが家を離れてしまうかもしれないことを
考えて、大阪で勤務できる会社に就職しました。

仕事は楽しかったです。

実力以上の仕事を任されて、
【会社】という組織があるからこそ出会える
たくさんの素晴らしい人に出会えました。

忙しかったけど、
「あんたに頼んで良かった」
「女性だからできる仕事もあるんだね」と
言ってもらえた時は
本当に、この仕事をやって良かったと思えました。

だから、いい加減な気持ちで仕事している人
(特に男性)を見ると、腹を立てていました。

「あなたたちは一生仕事するつもりじゃないの?」
「できない言い訳ばっかりしてるんじゃないよ!」と。


頑張れば、結果がでる。
できないのは、やらないだけ。

私は自分の経験から、
持っている信念をどんどん上塗りしていました。


「~ねばならない」
「~するべきだ」
「結果がすべて」という考えがどんどん強くなって、

相手を攻撃したり、
自分の正しさを主張したりしていました。


結婚後は主人の転勤で、
どうしても仕事をやめないといけなくなり、
本当に一生かけてするつもりだった仕事を手放すのは
辛かったです。

転勤先でも派遣で入った会社に、
社員同等の業務内容を任せてもらって
仕事しました。

本当に、今思えば大きな苦難なく、
たくさんの人に恵まれ、支えられていた人生でした。
その一方で、自分で自分の作ったワクの中から
でられなくなって、「苦しい~」と感じていた
場面がそこここにあったのです。

子育ても周りのママ達に劣るまいと
ご飯も習い事もママ友づきあいも
一生懸命でした。

今思えば、
子どものため、自分はどうしたいのか
を深く考えたことはなかったですね~。

今のようにネットを使う人も多くなくて
情報も少なかったですから、

社会や周りが「いい」と言っていること
一般的に「正しい」「これが普通」と
信じられていることに
自分や家族を入れよう入れようと
して、それが出来ない時には
息苦しさを感じていました。


そんな私は2007年に、

自分ではどうしようもない大きなトラブルに
ぶち当たってしまったのです。

今までの自分の頑張りが否定されるような、
それを受け入れてしまうためには、
今までの自分の価値観ひっくり返す
必要がありました。

【やろうと思ってもできない人も、
        できないこともある】


起こったことを赦すには、
今までの自分を崩す必要がありました。

それがどうしてもできなくて、
かなしくて、苦しくて、
3ヶ月間、風景の「色」がない世界にいました。

何を見ても何を食べても、
何も感じない状態でした。

話をしようとすると、
ことばの代わりに涙がどんどん出てくるのです。

人にも会えなくなり、
子どもたちがいるのに毎日寝てばかりいる
日が続きました。

その時小2だった長男が
私が寝ている部屋の片隅で声を出さずに
泣いていました。
幼稚園児だった次男は登校できなくなりました。

いなくなろうと思ったこともあるんです。

赤信号なのに、頭がぼっとして交差点に
つっこんでいたことが2回ほどありました。

あの時、事故にならなかったのは
なにかに守られていたんだと、
あとになって感じました。



そんな中で出会ったのがコーチング。

タウン誌の一面に
「コーチ」「コーチング」の特集が載っていて、

「コーチは(相談者の分野の)専門的な知識は必要ない。

 会話によって相手のやる気や想い、考えを引き出し、

 行動を起こしていく。」



ということが書いてありました。


「そんなやり方があって、
 それを職業にしている人がいるんだ…」

くらいに思いましたが、
何か自分に必要な気がして、その記事は
大切にとっておきました。


何日かして、
もう本当に苦しくて苦しくて仕方がなくなったとき
記事に載っていたコーチに連絡を取りました。
コーチはすぐに会ってくださいました。


初めて会うその人に、
私は最初だけ緊張していましたが、すぐに
気持ちを素直に話していることに
自分でもびっくりしていました。

コーチは、

ただただ私の話を聞いてくれました。

否定もせず、同情もせず、アドバイスもなく、

心地よい相槌とまっすぐな視線で。



30分間のセッションを受け、

その30分間で魔法にかかったように、
私の気持ちは今まで灰色だった
世界から、まったく違う方向を見て、
久しぶりに「光」を感じました。

重苦しかった気持ちが
本当に「軽く」なったのです!!


…その場で、継続コーチングの申し込みをしていました。


【コーチングで変わったこと】に続きます