中秋の名月の日も過ぎ、日の入りがずいぶん早くなったような気がしています。

 

名月の時期に「月見⚪︎⚪︎」というメニューキャンペーンがはじまったのは随分前からだと思います。病気が発覚した年、救急搬送から入院・手術し、ちょうど退院となったころも「月見⚪︎⚪︎」の季節でした。

 

「月見の季節だね」

その日の朝、友人がそんなことをつぶやいていました。

 

月見うどんなどはオールシーズンのメニューだし、それまでは気にしたことはなかったのですが、

退院して、家に帰る道すがら広告を次々と見せられるうち、妙に食べたくなったきたことが思いだされます。

 

気がついたら、店に入ってコーヒーとともに注文していました。

退院といっても、治癒というわけではないので、複雑な悶々とした気持ちでいましたが、「とにかく食べよう」と。

 

同じ気持ちで今年もかぶりつきました。