◆2023年度輸入EV車販売、前年度比44.6%増の2万3807台に

 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2023年度の外国メーカー車の輸入車新規登録台
 数によると、電気自動車(EV)が前年度比44.6%増の2万3807台に伸びた。

 EV以外を含む外国メーカー車全体では5年連続の減少となる同0.5%減の24万4844台で、
 EVの伸びが際立つ結果に。

 メルセデス・ベンツが同2.3%減の5万1534台と前年度実績には届かなかったが、9年連
 続で首位を守った。ランドローバー、ポルシェ、BYD、マセラティなど8ブランドが年
 度としての過去最高の台数を更新。BYDは同7.2倍の2026台だった。

 外国メーカー乗用車の価格帯別では、1000万円以上が同17.1%増の3万8047台で9年連
 続の増加。400万円以上1000万円未満も3年連続の増加となる同4.4%増の14万455台だっ
 た。一方、400万円未満は同17.8%減の5万4102台で10年連続の減少となり、高価格帯
 の車種が輸入車販売を下支えする傾向が続いた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/229458f50e8b2844bd4b536ddae0a5b6641e7f43

◆国内のEV販売増、2.5%に失速。2023年度

 国内で2023年度に販売された新車の電気自動車(EV)は7万9198台で、前年度比2.5%増
 にとどまった。3.1倍の伸びを記録した2022年度から大幅に鈍化した。EVの販売台数
 は過去最高を更新したが、ガソリン車などを含む新車全体に占める比率は横ばいの2.1
 %だった。

 話題となる新型車の投入が乏しく、新技術を積極的に試す消費者の購入が一巡したと
 の見方もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/462bec6b448da68733874fdae11fe9f113ee5dbb

◆トヨタ、プライムアースEVエナジーを社名変更、『トヨタバッテリー』に

 トヨタが完全子会社化するのに伴い、プライムアースEVエナジー株式会社の社名を
 10月1日から『トヨタバッテリー株式会社』に変更する。

 本拠地は変わらず静岡県湖西市となる。トヨタグループの創始者である豊田佐吉氏が
 生誕した湖西の地で、未来の子どもたちの笑顔のために持続可能な地球環境を目指し、
 電動車用バッテリー事業の活性化を目指すという。

 同社は1996年、パナソニックEVエナジーとして設立。当初の出資比率はトヨタ40%、
 現パナソニックHD60%だった。その後の増資を通じて、現在の資本金は200億円。
 出資比率はトヨタ80.5%、パナソニックHD19.5%。
https://news.yahoo.co.jp/articles/01c9b4c17fb1d6e42bf3c822bc1b910f917c5a1a
https://news.yahoo.co.jp/articles/cef22a9c674b5cc95f8a31dd903b2cf52eda42b2
https://news.yahoo.co.jp/articles/78b6c4ccb8b88a9e0f9a0f610aba8a18ec0aef2b


◆現代自動車、「バッテリー自社開発」でEV競争力向上へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07f69e4d051e3246df920cfad905a639b146af5


◆米新興EVフィスカー、大手自動車メーカーとの買収交渉が決裂したと発表

 株価の「異常な低価格」を理由にNY証券取引所で上場廃止になる見通し

 フィスカーは交渉していた自動車メーカーの社名は明かしていない。ロイターは今月、
 関係筋の話として、日産がフィスカーへの出資に向け協議を行っていると報じた。

 フィスカーは交渉決裂を受けて、自力あるいは裁判所主導の再建や資本市場取引を含
 む戦略的選択肢を模索していると表明。

 上場廃止に伴い2026年満期の無担保転換社債(CB)を買い戻す必要が生じるが、現金保
 有や資金源が十分ではないため2025年満期のCBでデフォルト(債務不履行)が発生する
 見通しだという。

 ヘッジファンドのグレート・ヒル・キャピタルは、フィスカーが破産申請する可能性
 について「来週になるか来年になるかは予想できないが、不可避だ」と語った。

 株価は年初から90%超急落。2月に「ゴーイングコンサーン(継続事業体)」に相当の疑
 義があると警告し、他のメーカーとの提携関係を確保するまで将来のプロジェクト向
 け投資を凍結すると発表している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f4af5826fd24fb195cfae12c6a5fabfb04dfd2a


◆EVメーカーの米フィスカー、生き残りをかけ最大39%値下げ

 経営難に陥っているフィスカーは、唯一の商品であるSUV「オーシャン」の価格を大
 幅に引き下げた。最大の値下げはオーシャンの最高級モデル「エクストリーム」に適
 用され、価格を39%(2万4000ドル)引き下げ3万7499ドル(約570万円)とする。

 エントリーバージョン「スポーツ」の価格は従来の3万8999ドルから2万4999ドルに、
 「ウルトラ」は5万2999ドルから3万4999ドルにそれぞれ値下げる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ad3e573b5f6087043009aa665523d03974ac35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffcc697c8e9783af11b827e25eda8aab857fe7d4


◆日産に救済求める米EVメーカーFisker(フィスカー)、6週間の生産停止

 3月18日、在庫を調整し、破産法の適用を申請する必要性を回避するために6週間の生
 産停止に入ると発表した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、フィスカーが破産
 申請に向けて再建アドバイザーを雇ったと報じている。

 同社は、既存の投資家から1億5000万ドル(約224億円)の追加資金を確保したと述べて
 いる。

 フィスカーはまた「大手の自動車メーカー」からの出資や、北米での製造契約、EV製
 造のプラットフォームの共同開発などを交渉中だと述べている。ロイターは、その相
 手が日産だと報じていた。

 リリースによるとフィスカーは今年の年初から3月15日までに製造提携先のマグナ
 ・インターナショナルのオーストリア部門で1000台を生産し、1300台を世界で納車した
 という。同社は現在、4700台の在庫を抱えており、完成車在庫の価値は2億ドル余り
 となっている。

 同社が2023年に発売したフィスカー・オーシャンは、ソフトウェアに起因するブレー
 キの問題を引き起こし、米道路交通安全局(NHTSA)の調査を受けていた。

 CNNは今月初め、2023年第4四半期に4億6360万ドルの損失を計上したフィスカーが
 「企業として存続するための能力に相当な疑問がある」と発表したと報じた。また、
 この発表の中で、同社は従業員の15%をレイオフする予定だと述べていた。

 フィスカーは、2026年満期の転換社債の一部について15日に840万ドルの利払いを履
 行しなかったと述べた。十分な流動性を保有しているが、30日の利払い猶予期間を利
 用し、投資家と資本構造について話し合いたかったと説明している。

 15日現在の手元流動性は1億2090万ドルで、昨年末の3億9590万ドルから減少した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e957675600957c63d6ad8950f4c257e5e328b46a
https://news.yahoo.co.jp/articles/b23f44df9fd2b3e4002f5c54676f227407b4f258


◆東京理科大学とデンソー、全固体リチウムイオン電池の候補 基部素材を発見

 酸化物固体電解質よりも幅広い温度域で高いリチウムイオン伝導度を持つパイクロア
 型固体電解質の「Li2-xLa(1+x)/3 M2O6F(M=Nb,Ta)」を発見したと発表。

 全固体リチウムイオン電池の固体電解質としては、大きく分けて酸化物系と硫化物系
 の2種類があるが、より高いイオン伝導度を持つ硫化物系固体電解質の研究が盛んに
 進められている。しかし、硫化物系固体電解質は大気中の水分と反応して有毒な硫化
 水素を発生させる危険性がある。

 今回の研究では、大気中で安定なパイクロア型結晶構造を持つLi2-xLa(1+x)/3 
 M2O6F(M=Nb,Ta)を合成。

 この物質は室温でバルクイオン伝導度が7.0mS cm-1で、全イオン伝導度が3.9mS cm-
 1と、これまでに報告されている酸化物固体電解質の中で最も高いイオン伝導度を示
 すことが確認されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69d05cbd63c635d2ae533072df8a9d3b45cc8c56


◆伊フェラーリ、車載電池の開発で韓国SKオンと技術提携

 ソウルでの調印式にはフェラーリのベネデット・ビグナCEO、SKオンの李錫熙(イ・ソ
 クヒ)CEOが署名して両社の今後の発展を祝った。

 SKオンは2019年以来、唯一の電池サプライヤーとしてフェラーリとの関係を継続して
 いる。「SF90 Stradale」や「SF90 Spider」にはSKオンの電池を搭載している。「296
 GTB」や「296GTS」といったPHEV型スポーツカーにも供給してきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/182378f23b64a54ee6ed549456c3402aa3c8dc1a


◆旭川トヨタ、40年近くナンバープレートの「封印」で再使用の違法行為

 1986年の工場設立当初からか。「前任者から引き継ぎ、不正と知らなかった」

 内部調査で、工場は封印業務が認められていないにも関わらず、取り外しや、禁じら
 れている再使用など85件の法令違反が分かった。また、他の販売店でも新車の封印取
 り付けで、法令違反が確認されているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1d020e907a36485d637c9ca26457ff1020cec96


◆外国語で2種免許受験OK。福岡県警が全国初

 「運転手が増えることはありがたい」と歓迎の声

 福岡県警は、英語、中国語、ベトナム語、ネパール語の4言語の試験問題を、県内四
 つの運転免許試験場で導入。飯塚市の筑豊自動車運転免許試験場では、面談コーナー
 に日本語を134言語に翻訳して字幕を表示する機器を設置した。

 国土交通省などによると、タクシー運転に必要な「普通2種」と大型バスの「大型2種」
 の免許保有者は2022年末時点、全国で計約88万人いるが、うち外国籍は約5000人。

 2011年に約38万人いたタクシー運転手は、新型コロナウイルス禍の影響もあり、
 2021年は約25万人にまで減った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b234999f291491369b8444450998aec5491b4d0


◆北米でEV需要減速、フォードは新型SUVの投入延期。全車種にHV

 米フォードは4日、北米で展開するガソリン車の全車種で2030年までにハイブリッド
 車(HV)を導入する方針を発表した。2025年を予定していた3列シートSUVの新型EVの販
 売は2027年に見直す。

 ジム・ファーリーCEOは、「資本を賢く活用し、適切なタイミングでガソリン車、HV、
 EVを市場に投入する」との声明を公表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de35ddbbd0e314560c24a937942263fa8df2fc24
https://news.yahoo.co.jp/articles/7605ab718aa79a377056562df38768af2136e86e


◆日産、上場は中止となった仏ルノーのEV新会社「アンペア」に出資する意向

 内田社長兼CEOはルノーのルカ・デメオCEOらと、インド南部チェンナイを訪問。記者
 団に対し「われわれは世界的なEV企業を目指す」とし、ルノーとの連携を深める考え
 を示した。「したがって、新規株式公開(IPO)にかかわらず、アンペアに注目してお
 り、アンペアへの投資について協議している」と語った。

 インドについては「厳しく、競争の激しい市場」という見方を示したが、初のインド
 訪問は、中国勢との競争に直面する中で、インドを将来の成長市場と位置付けている
 様子を示唆した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0524a77d481a64d55847561d5c1473d424faab6


◆日産・ホンダ提携はEV反攻の狼煙? 三菱自も含めた3社連合は

 日産は、仏ルノーが設立したEV開発会社「アンペア」に三菱自動車とともに出資する
 ことを決めている。ところが日産は共同開発のパートナーとしてアンペアとは距離を
 置き、ホンダに軸足を移しているように見える。

 日産と三菱自は軽EVを共同開発した実績がある。日産はアンペアに出資を決めたが技
 術流出ばかりで、日産とホンダは三菱自も含めた3社でEV開発の新会社を作るのが望
 ましいとの考えもある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f4cda10644b4f489b9bad1dd76d333ec6e1eb02


◆ホンダがタイで生産するEV『e:N1』、まずはレンタカー向けに現地販売開始

 料金は破格の月2万9000バーツからを想定

 2022年4月に中国初のホンダEVとして発表された『e:NS1』と『e:NP1』のタイバージ
 ョンとなる。タイ東部プラチンブリ県の工場に設けたラインで右ハンドル車として2023
 年12月より生産されているが、具体的な生産台数は明らかにされていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b796fc53003b5e9a322e15d9f8537c41bcf9e030


◆英国の配車サービス会社、トヨタに165台の電動SUV「bZ4X」を発注

 英WeFlex(ウィーフレックス)は、トヨタの英国子会社に「bZ4X」165台を発注した。
 金額にして700万ポンド(約13億4500万円)。bZ4Xは航続距離509kmで、広い車内スペー
 スを生かしてロンドン市街から空港への走行などに適しているという。

 「トヨタとは2016年の創業時からの関係。最初はプリウスが当社の市場を拡大した。
 顧客の間ではbZ4Xの評判は良い」と創業者でもあるニッコ・ウィリアムソンCEO。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab83cfc06cbb754ffc909ef601349f8bc52165b


◆2023年度に日本で最も売れたEVは「日産 サクラ」。約41%を占める3万4083台

 30%以上の顧客が最上位のGグレードを選択。またボディカラーは、ホワイトパールが1
 番人気で、次いでホワイトパール/チタニウムグレーの2トーンが好評だ。

 なお、2023年度の国内EV販売で第2位はリーフ、第3位はアリア。リーフとアリアで全
 体の16%にあたり、サクラと合わせた日産のEV3台で57%を占めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2db1c60474ce1dd230520595288c1fc0d0a38f5
https://news.yahoo.co.jp/articles/d10c51c7063fcff333dd9213925a0a776a1c37a8


◆軽EV、「日産 サクラ」&「三菱 eKクロスEV」の累計生産が10万台に到達!

 生産開始から約1年で5万台、2年足らずで10万台の累計生産を達成

 三菱自動車は3月21日、日産と三菱自動車の合弁会社NMKVの企画・開発マネジメント
 により生み出され、三菱自動車・水島製作所で生産している軽乗用EV「eKクロス EV」
 と「日産サクラ」を合算した累計生産台数が、生産開始から約1年10カ月で10万台に
 達したことを発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d49f9e5ea604f7b4cb9c17706f65d303c5e6d7db
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab81d2f977060ba50d8206f0a8c6aa25ad02ae76


◆国内約50社が蓄電池データなど共有、国際競争力強化へ

 トヨタやホンダなどの自動車や蓄電池メーカーらおよそ50社が参画する「自動車・蓄
 電池トレーサビリティ推進センター」は、EV向け蓄電池の製造や利用状況に関するデー
 タを共有する組織。

 EU諸国にEVや蓄電池を輸出、販売する際に、2025年から製造過程全体の温室効果ガス
 排出量の開示が義務化され、関連データの管理も求められるため、国内の業界横断で
 データ基盤を作り、欧米で進む環境規制などに対応したい考え。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfe94eb449176459f1efdc70c8a728f35ba5ed28