◆メルセデス・ベンツ、2023年の世界新車販売は前年比1.4%増の249万1600台

 バンとEVが過去最高

 サプライチェーンの混乱で部品供給不足が生じ乗用車は微増にとどまったが、過去最高の台数を記録したバンとEVで増加につなげた。乗用車のEVは6割強拡大。EVとハイブリッド車の販売構成比は合計で2割近くを占めた。

 オラ・ケレニウスCEOは、「『マイバッハ』『Gクラス』『AMG』などの高級モデルが過去最高のパフォーマンスを発揮した。電動車の販売は依然として増加し、特に新しい『Eクラス』が好評だ。バンも新記録を達成した」と総括。2024年は「Gクラスの電動車、『AMG GTクーペ』、新しいEVバン『eスプリンター』で勢いを維持していく」と述べた。

 量販モデルは「Cクラス」が1割ほど伸びたが、「Eクラス」が48V系電装システムの部品供給不足と、全面改良前の買い控えなどで伸び悩みトータルではマイナスだった。
 エントリーモデルはEVの「EQA」が6割弱、「EQB」が2倍強それぞれ増加した。

 バンの販売は、欧州が同7.7%、北米が同12.6%それぞれ伸びた。米国は過去最高の台数だった。EVバンは同51.3%増の2万2700台に拡大した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/50a9dff3c4d6f7cf803e4a9ca2e2d88e23f60c91


◆BMWグループ、2023年の世界新車販売は前年比6.5%増の255万5341台で過去最高

 このうち電気自動車(EV)は同74.4%増の37万6183台となり7割強伸ばした。

 「EV販売比率は約15%となり、市場全体の上回った」と販売担当の取締役


 ブランド別ではBMWが「7シリーズ」や「X7」など上級モデルと「3シリーズ」「X3」の好調で同7.3%増加。電気自動車は同55.4%増の11万3458台だった。

 MINI(ミニ)は同0.9%増で微増だった。EVは同3.5%増の4万5261台。ロールス・ロイスは、同0.2%増の6032台で微増にとどまったが、過去最高の年販を記録した。

 地域別では、米国が同9.4%、欧州が同7.5%、中国は同4.2%それぞれ増加した。

 2024年のEV販売はグループ全体で18モデルのEVをラインアップし、新車販売に占める構成比が20%に高まるとの見通しを示した。2025年には25%に拡大するとみている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/5e84638dcf5397a04e1b1850cec6b7af5b1029f8
https://news.yahoo.co.jp/articles/e195ffee6a1617202302482d7c917a2db031c5d9


◆2023年12月の登録車新車販売、ヤリスが12か月連続首位

 1位 トヨタ・ヤリス:1万4255台
 2位 トヨタ・カローラ:1万1411台
 3位 トヨタ・シエンタ:9390台
 4位 トヨタ・ルーミー:8917台
 5位 トヨタ・プリウス:7222台
 6位 ホンダ・ヴェゼル:6928台
 7位 ホンダ・フリード:6684台
 8位 日産・セレナ:6009台
 9位 日産・ノート:5994台
 10位 トヨタ・ライズ:5046台


https://news.yahoo.co.jp/articles/852c0ad02e1f93e3c8d4b7d252373dd74ad51561


◆2023年の登録車新車販売、ヤリスがトップを獲得

 1位 トヨタ・ヤリス:19万4346台
 2位 トヨタ・カローラ:15万4870台
 3位 トヨタ・シエンタ:13万2332台
 4位 日産・ノート:10万2508台
 5位 トヨタ・ルーミー:10万800台
 6位 トヨタ・プリウス:9万9149台
 7位 トヨタ・ノア:9万5181台
 8位 トヨタ・ヴォクシー:8万9080台
 9位 トヨタ・アクア:8万268台
 10位 ホンダ・フリード:7万7562台


https://news.yahoo.co.jp/articles/852c0ad02e1f93e3c8d4b7d252373dd74ad51561