◆デンソー製燃料ポンプ、世界でリコール1500万台超え

 デンソー製の燃料ポンプを搭載した自動車の世界でのリコール台数が、国内自動車メーカー6社と海外法人で1500万台を超えたことが分かった。

 ポンプの不具合で走行中にエンストを起こす恐れがあり、2019年以降、トヨタやホンダなどがリコールを繰り返してきた。7月には国内のホンダ車で死亡事故が起きるなど、影響が広がっている。

 鳥取市のトンネル内で起きた追突事故の現場 デンソー製の燃料ポンプを搭載した軽乗用車

 メーカー別では、日米で該当部品を搭載する全台数のリコールに踏み切ったホンダの833万台が、トヨタの621万台を上回った。ダイハツは137万台、マツダは87万台、スバルは20万台、スズキは18万台。

 国内ではこれまでに382万台超がリコールされた。今後も世界で拡大する可能性がある。

 7月の死亡事故は鳥取県で起きた。デンソーとホンダは遺族に謝罪した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/990df270586e9dcc11716e8648b5beb66a59ca93
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1e9a93e3940084de02e97743cbfea3239bf4c00

◆ヤマハ発、「ヤマハ製の原付」が復活へ。125cc新基準で

 現在ホンダによって委託生産されている50ccエンジンの原付は廃止の方向

 警察庁の検討会が12月21日に結論を開示。出力を4kW(5.4ps)以下に制御した100~125ccのモデルを「新基準原付」とすることが承認された。

 ヤマハ発は2016年、販売の低迷から50ccクラスの原付(原付一種)の開発・生産から撤退を発表しており、現在販売している『ビーノ』や『ジョグ』についてはホンダのOEM生産によって販売を続けている。新基準が承認されたことで、ホンダ生産による
 50ccは廃止し、ヤマハ製による125ccを搭載した新基準の原付を日本市場に投入する。

 グローバルではもともと、生活の足となるスクーターは125ccが主流となっており、ヤマハとしても台湾、ベトナム、インドネシア、フィリピン、タイ、インドといったアジアを中心に、数十機種以上の125ccラインアップを持っている。

 「その中から日本人の体型にあったシャシーを選んで、4kW以下で排ガス規制をクリアできるエンジンに仕立てる。どの車体を選ぶかということなので、それほど開発期間がかからないと思う」「日本での生産は考えていない」という。


https://news.yahoo.co.jp/articles/c32eabe951d0410df10449d6059a0d31a5a52e8b
 

◆全国のガソリンスタンド、10年で8000減。過疎化にEV追い打ち

 2013年3月末時点に3万6349カ所あった給油所は、2023年3月末までに2割超の8386カ所減り、2万7963カ所となった。ピークは1995年3月末の6万421カ所で、減少は28年連続。

 10年の変化を都道府県別に見ると、千葉が501減の999カ所となり、減少幅が最も大きかった。茨城が445減の959カ所、東京が428減の912カ所となるなど関東圏の落ち込みが目立った。

 給油所は自家用車だけでなく、農機向けや灯油の安定供給にも不可欠なインフラだが、少子高齢化で後継者不足も課題だ。経産省は2024年度予算案で給油所の地下タンクの設備補修支援などに44億円を計上した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/8a146017e99f2159fcb6705261616e2a006f7790


◆トヨタの世界販売台数 4年連続で世界トップとなる見通し

 11月までの生産台数"過去最高"923万1068台

 ダイハツや日野自動車を含むグループでの世界販売台数(2023年1~11月累計)は、1,022万1720台で、およそ830万台のドイツ・フォルクスワーゲングループを上回ることが確実となり、4年連続で世界トップとなる見通し。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d6fe2f7edabf90e07d0225f2ded4cf0f24925e66