こんにちは。でっけえバンソウコウです。

本日はついに・・・・
アメリカ合衆国大使館で面接をしてきました!
ややトラブルもありましたが、ようやく無事終えることができました。
本当に感無量です。
いろいろと想定外のことも今後の面接の参考になればと思い、シェアさせていただければと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
 
◆面接当日の流れ◆
当然ですが、ここでの流れは東京での大使館面接の場合です。基本は同じと思いますが、細かい点は異なる可能性があるのでご承知おきくださいね。
 
当日の流れを箇条書きにすると、こんな感じです。
 
0)到着
1)入館からセキュリティチェック
2)整理券の受領 
3)必要書類の並べ替え
4)必要書類の提出
5)ビザ料金支払い
6)指紋採取
7)面接
では次に細かく作業とポイントを見ていきます。
 
0)到着
大使館はタクシーで行く場合でも正門のほんの少し前で止まります。セキュリティの関係からか入り口からズガー!って入ることができないんですね。入り口から入ると左手に、突然ビザ申請用の建物の入り口があります。下の写真を見てのとおり、とっても小さい入り口なんですね。
 
Googlemap
黄色の円枠内がビザ申請の入り口です。
 
想像してたのが、赤い絨毯の回りに歴代大使や大統領の彫像や剥製がある荘厳なエントランスを抜けて、物々しい雰囲気の中を部署を探す、というのを覚悟してましたが・・・ホントに入り口の真横にふいに現れる小さい小屋のようなところから入ります。
入り口のすぐ近くというのはありがたいです。
なので着いてから迷うということはまずありませんのでご安心ください!
 
1)入館からセキュリティチェック
入館するとすぐに電子機器をカゴに入れるための簡易チェックテーブルがあります。空港でモバイルを別箱に入れるのと全く同じ要領です。
指示通りにモバイルをカゴに入れ、ポケットを空にすると係員さんがザッと(めちゃくちゃざっと笑)荷物を確認。OKなら中に入るよう指示されます。中に入ると空港と同様のセキュリティチェックで荷物をX線にかけます。アメリカの空港職員ほど横柄ではないのでご安心ください笑
 
さて、ここから、もう雰囲気はアメリカです。
建物に入った瞬間に感じる方は感じるでしょう。壁の色、照明の明るさ、匂い、職員の感じ。すべてがもう外国っぽいんです。良くも悪くも対応がテキトーになるのもポイント笑
 
入るとすぐパスポートか当選通知のいずれかを出すように依頼され、名簿をチェックされます。オーケーだと待合室に入ります。この際、クリアファイルを人数分渡され、指定した順番で必要書類を個人ごとに並べるようにメモで依頼されます(詳細は後述)。
 
2)整理券の受領
入るとまず自動機で整理券が発券されます。地味なパートですか、ここで付与される番号でこの日の運命が決まります。今後、あらゆる手続きがこの番号順になりますから、つまり番号が若い方が確実に早く進行するという事です。もちろん、面接官も(おそらく)番号順でしょう。
あまりここで早く行くことを説明している情報源ありませんが、せめて8時50分ぐらいには行ってたほうが良いと思われます。
 
3)必要書類の並べかえ
整理券を渡されると、先に受け取ったクリアファイルに提出書類を以下のメモの通り順番に並べ替えます。後ほど大使館受領時には結局取り出されて大使館の個人別フォルダにまとめられるようです。
朝の待合室はかなり混雑してます。感覚的には免許センターの更新や3時前の銀行みたいにブースが1から10番まで空いていて、モニターで順番に番号が呼ばれる間大部屋でひたすら待ちます。ここで座りながら重要書類を整理するのは煩わしいので予め以下の順に並べておくとスムーズと思われます。
 
 
4)必要書類の提出
さあ、3)からここまでが長いです。何がって待ち時間がです!
正直、この面接、この書類を出すまでに待っている時間こそが一番大変(笑
ぶっちゃけて言いますが、他は楽(笑 ちゃんと書類の準備さえ完璧にできていればほんとそれだけで行けば大丈夫というレベルです。私は8時57分に着きましたが、40番以降で、最初の書類提出で呼ばれたのはなんと10時40分ごろです。
整理券を取ってから書類を提出するまでに1時間半待ちぼうけですから、待ち時間にはスマホ、本のなど暇つぶしグッズは必携です。
 
忘れてしまった場合にも、以下のアメリカガイドがラックに無料で置いてあります。
 
大抵、こういう場所に置いてある暇つぶし本というのはつまらないと相場が決まっているのですが、これは177ページ、写真も豊富でセンスが良く、かなり読み応えのあるアメリカガイドなので、読み込めばこれだけでも時間はそこそこ潰れますね。
 
さて、待つこと1時間半。整理券の番号がモニタに出たら、指定の窓口で書類を提出します。いくつか不明な点があればここで質問も受けます。
書類チェック中に5)ビザ料金の支払いをするように言われますので、支払い窓口に行き、支払い後にレシートを提出します。書類提出窓口では支払いをしません。
全てのチェックが完了すると健康診断のX線のデータCD‐ROMが返却され、入国まで保管するよう依頼されます。これで書類提出はおしまいです!
 
5)ビザ料金支払い
4)の書類提出の最中なのですが、ビザ料金を支払います。書類提出窓口とは別の支払い窓口で一人頭330ドルを支払い、完了するとバーコードつきのレシートを渡されるので、書類を先ほどの4)の窓口に提出。支払いクレジットカードもオーケーですよ。
3人で990ドル。なかなかの出費ですが、健康診断の一人5万円に比べたらマシです!
 
6)書類提出、ビザ料金支払いが終わりましたら、次は指紋採取。左4本、右4本、両手親指の順番で取ります。よくあるタイプの指紋採取です。
犯罪証明の際は指の横もコロコロ転がしてとりましたが、こちらはそこまで手間かけません。
空港でピッと取るあの指紋採取ですね。
 
7)面接
さあ、最後についに面接です。面接と言うと、複数の面接官から早口で質問ぜめにあうのか、そうご心配される方もいらっしゃるかもしれません。
 
大丈夫。面接一瞬で終わります。
 
非常に短時間、かつシンプルなものです。
人生で面接をいろいろな局面で受けてきましたが、面接と名の付く中で一番簡単で短かったです。その割にはかなり人生を左右するというのがポイントですね笑
 
さて、質問内容ですがまず、アメリカ合衆国に対し右手を挙げて宣誓します。なんかこういうのが気持ちが高まりますね。
 
しかし、そのような儀式の重みに反して聞かれたことはたったの三つ。
・持ってる中で一番高い学位は何か?
・今なんの仕事をしてるのか?
・アメリカで何する計画なのか?
これだけでした(笑
三つめはやや漠然としてるので、「これこれの職種に就き、嫁さんはしばらく子育て専念、子が就学したら調理系の仕事をして子供の学校は…」と返したところ、「つまり向こうで今みたいな仕事するのね?」の聞き直されたので、「その予定だ」と回答しました。
 
質問は以上です。
時間が押していたのか非常にあっさりでした。書類不備がなかったのと、とりあえず真っ当に?今まで生きてきたご褒美でしょうか。もしかしたら腹減ってただけの可能性もありますが…(アメリカ人やりかねない)。
 
やや厳しめだった黒人女性の面接官の顔もほころび、
 
“OK, your visas have been approved. We will send you back your passports in 7-8days”
 
と言われ無事に
VISAがApprovalとなりました!(((o(*゚▽゚*)o)))♡
というわけでいろいろ大変なこともありましたが、無事にVISAが承認されたのです!
 
1月にこのブログを開設してから、VISA取得のための手続きをいろいろご案内してまいりました。
この投稿でひとまず第1章(序章)の終了となります。応援ありがとうございました。
もちろんブログはこのまま続きます笑
今後は、第2章として「ビザの受け取り、渡米の準備から渡米までの日々」をつづってまいりたいと思います。
今後ともご期待ください!
 
最後に、おまけとして面接日へのTipsで上に書ききれないことをまとめました。
お子さんがいる方は参考になるかもしれませんから、よろしければご参考にされてくださいね。
 
0. 前泊
面接は月曜日の朝9時なので、赤坂に前泊しました。大使館周りにはホテルがいくつかありますが翌日のアクセスが大切です。
 
私は溜池山王から歩いて8分と書いてあるホテルに泊まったのですが、大使館、駅ともに雨ではとても歩ける距離ではなく、結局タクシーを使う羽目に。朝タダでさえギリギリで出たところに雨でタクシーが捕まらず寿命を縮めました。その気になれば歩ける距離がベストですね。
いずれにせよ当日のルート・時間確認は慎重に行いましょう。
我が家は「絶対に遅れてはならない」と理解していたのに、8時59分到着でした((;^_^A
 
1.持ち物について
前の記事にもありますが、大使館にはいろいろ持ち込み制限があります。
総括すると電子機器や明らかな危険物以外は大してみてないのかなと感じました。飛行機に乗る際の感覚に近いですね。モバイル機器は一人一台制限は間違いなさそうです。妻はおむつや子供の遊び道具少し持ち込みましたが全く問題なくパスです。
 
一つ多くの方が悩まれると思われるのが「25cm×25cmのカバン」でしょう。
これはかなり悩みの種です。まず、こんな小さい鞄って案外ありません。長手方向はもう少しありますからね。これより小さいというと本当にミニバッグです。そして、もう一つ絶対にこのサイズでは都合が悪い理由があるのです!
それは、大使館に持っていく書類の大きさが25cm×25cm以上あるということです(笑 
というか、これはあまりに不条理、というか何も考えてないとしか思えないですね。これぞアメリカ的矛盾。うちは40cmは確実を超えてるトートバッグで行きました。また人によってはでかいバックパックで来てるツワモノも。なので、あまりに目に余る大きさでなければバッグのサイズは神経質にならなくてオーケーかと思います!
 
2.服装について
これは私服で大丈夫です。大切な日ですからスーツで決めるのも悪くありませんが、あまりにビシッとしてると浮きます。スラックスでビジネスカジュアルなら申し分ないでしょう。外国人はもちろんジーンズや短パンでしたが笑
私は自分の経験でTシャツでも全く問題ないと思います。かといって、危険思想を想定させるようなロゴのシャツなどはやめましょうね(笑
 
3.中の施設
写真撮影機、自販機、冷水機、給湯器があります。また畳3畳ぐらいですが子供が遊ぶスペースがあり、ちょっとした遊具、ビーズクッション?と絵本が置いてあります。トイレももちろんありますが、一つだけ。
このトイレはアメリカ式です!ドアも足下が空いてますし、タオルもエアータオルではなくペーパータオルです。電気のスイッチも、よくあるただのツマミ。
 
このアメリカ大使館。入った瞬間から雰囲気がアメリカなんです🇺🇸人の働き方も、職員の化粧も笑、匂いもうっすら暗めのライトもアメリカ。もちろん日本語表記があり、日本語が飛び交うから日本だとは分かるのですけどね。ほら、海外って基本味気ないところは味気ないですよね。そういうところがアメリカ式。家や個人の机なんかは日本より個性バリバリの鮮やかなのに、です。
中庭に竹林が植えてあるのもなんかアメリカの(ときに解釈がおかしい)日本通みたいですね笑 
 
というワケで、雑多な内容ですが、以上、決選、大使館面接でした!皆さま応援ありがとうございます。