こんにちは、マティです。
今日は、数日前まで行われていた集中講義について、語っていくことにしたいと思います。
2月初めに秋学期のテストが終わり、一般にはもう春休みだったわけですが、私はScientific Writingについての集中講義を履修していました。
私が所属している学部学科では、卒業までにAll Englishの授業を4単位(2コマ)取らねばならず、夏休みに引き続いて、余裕のある長期休暇中に、比較的大変な英語での授業を受けていたのです。
春休み中に行われるということもあり、履修生もそれほど多くありませんでした。
7,8人くらいだったでしょうか。
先生の英語は、かなり聞き取りやすい方で、日本語でもちょこちょこ説明してくれるので、割とやりやすかったですね。
まあ、文法用語(現在分詞など)は、全然聞き覚えがなかったりするのですが。
前半7コマくらいが、文法の話で、後半は、英語の科学論文を読んで、構成の拙さや文法ミスも含めて、各々がRewriteしてみるという課題でした。
論文のRewriteも、基本はIntroだけということもあり、量はそんなにでしたね。
まあ、それでも2,3時間はかかりましたが。
最後にレポートを出す、といったこともなく、割と負担は少なめでした。
本当に単純なTypo(タイプミス)や、初歩的な文法ミスは、QuillbotなどのAIで分かるのですが、そうしたAIでは、気づきにくいものもあるということを学べたのは、集中講義をとった意義だったかなと思います。
授業でも度々言われたのは、これは文法的には正しいが、Casualすぎる、幼稚すぎる、Scientific paperには不適だ、ということです。
これは、よく考えれば当然の話で、日本語でも言えることだと思います。
LINEでのチャットでは使うけれども、論文では使わない言葉というのが、たくさんあります。
一番衝撃的だったのは、「, which」で前の文全体を受けるという使い方は、Scientific paperではしないほうがいいということでした。
これは、高校英語で学ぶ文法なわけですが、「, which」は使わず、Thisで受ける方がいいということでした。
あと、面白いなと思ったのは、
This function is finite at x → ∞.
という文をどう直せばいいか、という話で。
(この関数は、x→∞で有限値に収束するというような意味です)。
前置詞のatが「点」を指すというのは、中学生で習います。
しかしながら、極限を飛ばすとき、その行きつく先は、あくまでも「点」ではないのです(これは、英語に関係なく、数学的な話です)。
だからこそ、この文は、
This function is finite in the x → ∞ limit.
とinを使うのがいいそうです。
他にも、日本語だと、この点はxy平面上にのってると、よく言うわけですが、英語だとonは不適で、inの方がよいというのも、なるほどなと思いました。
私は今のところ、日本語でさえ、まともな科学論文を書いたことがなく。
今回の受講生にも、修士や博士の方もちょこちょこいて。
ちょっと受けるのが早かったかなとは思いつつ、学ぶことがいくつもありました。
英語のWritingにおいては、AIが相当すごいのですが、Scienceに特化するとなると、まだ技術の進歩が十分ではないのかな、なんてことも思いました。
成績は、また発表されたら、載せようと思います。
授業には毎回出て、課題も全部出しましたが、手を挙げて質問したりはしなかったので、あんまりだと。
今回は、こんなところです。
次回は、秋学期のレポートで書いたものから、良さげなものを選んで、それを良い感じに編集したものにしようと思います。
よろしければ、またご覧ください。