photo:01     評価:★★★☆☆
「グラソー ビタミンウォーター d-フェンス」

ゴールデンウィークだ。

今年のゴールデンウィークはNHKが言うところの「大型連休」の名に恥じない最大10連休。震災の自粛ムードも一段落して、世の中は消費を拡大させて日本経済を守ろうという雰囲気になってきていると思う。更に、液状化現象によって営業を停止していたTDLも営業再開ということで、外出の機運も盛り上がることだろう。

そんな連休の大敵と言えば風邪だ。

休みになって気が抜け、日頃の生活の乱れが顔を出し、一気に体調を崩すということもあると思う。そんな事態を未然に防ぐためにもとっておきたいのはビタミンだろう。

そんな状況にうってつけと言える今回の商品、ビタミンウォーターd-フェンスだ。ラズベリー×アップルの爽やかな味らしい。さらにグロテスクなまでの真っ赤な見た目が、いかにも心強い。

ていうか、この見た目だと雑菌からのディフェンスの前に客の購買意欲をディフェンスしかねないとも思うが、まぁ、それはいい。そのディフェンスをかいくぐってオフェンシブな買い物をした人間がここにいるわけだし。

そんなわけで、オフェンスシブにキャップを開けてみる。

まず、飲み口が大きいため、飲もうとすると強烈なラズベリーとアップルの香りが鼻を殴りつける。涙が出る。ラズベリーとアップルって言われてもなんだかイマイチわからないかもしれないので、例えると、金持ちの家のトイレの芳香剤だ。スーパーで買ってきたやつじゃなくて、デパートのラグジュアリーコーナーみたいなところで買ってきたハイクオリティーな芳香剤。それを顔面に投げつけられる感じだ。

飲むまでに色々と高めのハードルが立ちはだかるこのビタミンウォーター。d-フェンスというだけある。店頭ではエグイ色で購買意欲をd-フェンスし、いざ買ってみれば嗅覚を麻痺させる程の香りで飲むのをd-フェンスする。スラムダンクに出てくるディフェンスに定評のある池上ばりのディフェンスっぷりだ。

ここまで徹底的にマークされてディフェンスされたとあれば、奮起してその桜木花道の髪の毛ばりの赤さを誇るビタミンウォーターを飲んで、自分の味覚にスラムダンクを叩き込みたいところだ。

一口飲んでみる。

まずは舌にガツンとした酸味と抉るような甘みが


来ない。


あれ、薄い。物凄く薄い。かろうじてラズベリーっぽい何かが味覚をかすめていく程度。ラズベリージュースを飲んだコップをすすいだ水のようだ。

それにもかかわらず、鼻にはさっきの芳香剤がチーム一丸となってオールコートオフェンスのように攻めてくる。でも、味は極めて薄い。スラムダンクを決めるかと思いきや、スルッとかわされてレイアップ。山王戦のキャプテンの言葉を思い出す。「同じ2点だピョン」あまりの強烈な味と香りのギャップに、あの熱い山王戦を思い出してすっかり浸ってしまった。全然関係ないけど。

あと、この記事はゴールデンウィークの最初にアップするはずだったのに、ゴールデンウィークもすっかり終盤に入ってしまったことで、「ゴールデンウィークにむけて」という記事のコンセプトは全くd-フェンスできなかったこともお知らせしておく。