お願いランキングという番組がある。
「おいしいよ!」
なんだこれ。まぁ、気持ちはわかる。確かにイイ男なのだろうとも思う。ただ、なんというか、非常に神経を逆撫でする表情。無難なキャプションをつけても表情のインパクトが強すぎて完全に逆効果になってる。むしろ、黙れと言いたくなる程のイラッと感。
いや、大事なのは川越シェフの表情ではなくてカルピス自体の味だろう。危うくコーナーの趣旨すら忘れて、掴んだ拳を使えずに言葉をなくすところだった。味を確かめてみよう。
キャップをひねり、一口飲んでみる。
口の中にガツンと広がる濃厚な甘みと乳酸菌の爽やかな酸味。更にしっとりと鼻に抜けるホワイトチョコの甘い香り。それらが分離せず、お互いがお互いの味を見事に引き立て、混ざり合って一つになったことで新しいもう一つのステージに到達した。
うん。これピルクルっぽい。
別に悪くない。おいしいよ、普通に。ただ、美食アカデミーで厳しい批評で知られる川越シェフ絶賛という触れ込みであるにも関わらず行き着いたのがピルクル。意気揚々と船出して海軍と戦い、仲間を増やし、さらにはグランドラインを越え、やっと行き着いた先が隣の港町だった感覚。期待値が高すぎたためか、二口目からはより一層甘ったるく感じるとともに、更に増すピルクル感。ホワイトチョコをつまみにピルクルを一杯やってる感覚。
ダメだ。350ミリのペットボトルにも関わらず甘過ぎて一本飲める気がしない。迫りくる甘さとホワイトチョコの香りに辟易してきた。一旦休もう。これを心から絶賛し、世に送り出すのに一役買った川越シェフの姿を思い浮かべて気持ちを落ちつけよう。
「ふふーん♪」
よし。今からそいつを、これからそいつを殴りに行こうか。
情報提供:エリーさん ありがとうございます。

