バレンタインが迫っている。
いや、迫っているとか言ったが、取り立てて何か大きな期待があるとかそういうことも特に
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と、ここまで書いて思った。この文章、ものすごい既視感がある。そういえば、一年弱前にほぼ同じ商品をほぼ同じ文章でレポートしてた。あれから約一年。また今年も去年のコピペの様に迫るバレンタイン。そして、この商品。俺の中では完全にアウトだったが、世間では好評だったんだろうか。こんな商品がパッケージを変えて再販されるなんて不思議だ。日本は不思議の国だ。
そんなわけで、今回はこの不思議の国のスパークリングチョコレート。去年はそのチープな味と奇妙なチョコフレーバーでバレンタインに電波な子から新聞の文字を切り貼りした手紙で想いを打ち明けられたような気持ちにさせられたものだが、味覚なんて移り行くものなのだ。もしかしたら、今年は美味しいかもしれない。これは去年との比較も含めて今年バージョンも飲まないわけにはいかないだろう。
まず、キャップを開けた瞬間に強烈な、でも何処までも安っぽいチョコの匂いが鼻腔に飛び込み、つむじから抜けて行く。これも去年の通りだ。
一口飲んでみる。
まず、舌全体にシュワシュワとした炭酸の刺激と共に、強烈な甘さが広がる。本当に甘い。物凄い甘さ。カブトムシにはうってつけ感のある甘さ。遺伝子に刻まれた原色の甘さだ。伝わりづらいだろうか。簡単に言えば、粘度の低いガムシロップだ。しかも炭酸入り。
さらに、その甘さが通過すると、何処からともなくチョコっぽい匂いが追いかけてくる。そして、追いつき、追い越していった。
完全に素通り。もはや無視と言ってもいい。匂いと味が全然絡まない。
ただひたすらに甘い炭酸とひどく安っぽいチョコフレーバー。お互いが全然違う話をしている口喧嘩の仲裁をしなければならなくなってしまった気分だ。
そこでふと目に入るパッケージの画像。
逃げるウサギ
そして
追うアリス
この関係性が味そのものを表現しているようにも思えてきた。多分、このアリス、一生追いつかない。
その上で、
不思議な炭酸の世界
追いつかれ、追い越された上で、追いかけても追いかけてもけして追いつかない不思議な炭酸の世界。
思春期の恋のようだ。
キレイにまとまったように見えて実は何も言ってない。久し振りのまずミシュランは不思議の国に迷い込んだような文章になってしまって申し訳ない気分だ。
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