評価:★★★★☆
「ヘルシアウォーター ウメ味」
最近ちょっとだけ痩せてきたんじゃないかと思っている。
前にタモリが「痩せたかったら沢山食うな」みたいなことを言っていたけど、当たり前とは言え、正しかった。何せちょっと食事の量を減らしたら、それだけでちょっと痩せた。
まぁ、そうは言っても、少しの食事制限で落ちる体重には限度があるわけで、一定のところでそれは止まる。更に減らそうと思ったらもっと苛烈な食事管理が必要だが、だからといって、今までの生活で標準だと思っていた食事量を減らして満腹感を得ようというのは難しい。
俺もいい加減、その対処くらいわかる。消費する量を増やせばいい。
そんなわけで今回取り上げるのは運動で消費する脂肪を増やす効果でお馴染みのヘルシアウォーターのウメ味。
特定保健用食品ということで味自体はそこまで期待してはいけない部類なのだろうとは思うが、ダイエットには継続的に飲むことが前提になるわけで、あまりに味がアレだとまた飲もう、とはならないだろうと思う。効果を実感しにくいダイエットだからこそ、おいしいというのは非常に重要な要素だ。
まずは、キャップを開けてにおいをかいでみる。以前にもこうした梅系ドリンクを何度か飲んだけれど、まず独特の強烈な梅の香りにヤラれるパターンがほとんどだった。
ところが、今回は爽やかな、青リンゴの様な香り。あれ、もしかしたら意外とおいしいんじゃないか。これ。今まで梅の破壊力の前にひれ伏してきた俺が、ついに梅を克服する時が来たんじゃないか。梅を軽んじていた俺に、息子の頭に乗せた青りんごをボウガンで射抜けと命じた梅王様。やり遂げる俺。ビジョンが見えてきた。やれる、俺。これからは梅味だというだけで恐れることもなくなるのだ。気持ちはまさにウィリアムテル。
そんな勇気に満ち溢れた気持ちを抱きながら一口飲んでみる。
さっきの爽やかな香りはどこかに吹き飛び、鼻に抜けるのはしばらく寝かせた梅酒のような、寝かせ過ぎてもう、ね、いっそ起きなくてもいいんじゃないかなってくらいの梅酒のような、キッチンを改装するって時に床下開けたら出てきた記憶にすらないっていうか、あれ、梅酒ってこんなに粘性あったっけ?っていう元梅酒(現:ダークマター)ような、そんな匂い。それでいて例のノンカロリー甘味料独特のケミカル感満載。一言で言うならエグい。ていうか、グロい。
味は梅の香りと、ケミカルな甘さと、15年くらい使った茶碗の茶渋をこそげ落として粉末にしたものを混ぜたような、そんな感じ。味自体は甘いのに喉の入口あたりで何だかやけに渋い「感じ」がする。実際に渋くはないのだ。渋い「感じ」だ。例えるなら、大男が家の門を通る時に、その影から小さい舘ひろしがチラッとこっちを見ている様な、何というか、「あ……、いたーーーーーーっ!しかも、渋い!」って感じ。よく目を凝らすと見える苦み走った表情で葉巻を燻らす小さい舘ひろし。気になったらどうにもならない。
いや、ダイエットの為に飲むのはわかる。特定保健用食品ということもわかっている。だとしても飲めるか、これ。
クロスボウで射るために頭に乗っけたはずの青リンゴはよく見たら青梅だった。飛んでくるのは矢ではなくて種。見事にうちぬかれたのは俺の眉間だ。
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ちなみに、福島県会津美里町では「高田梅種とばし世界選手権」
というものを開催している。世界記録は14m。俺がくらった種はこれなんじゃないかな。
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情報提供:くららさん
ありがとうございます。