評価:★★★☆☆
「スッパスギール」
中学生の頃に口内炎を治そうと、レモンを丸々食べたことがある。
口内炎にはビタミンCがいいと聞き、あまり酸っぱいものが得意じゃない俺としてはかなり辛いものがあったが、どうせなら丸々食うのが1番だろうとかじりついた。次の瞬間、口内炎に直に果汁がかかったのか、酸っぱい上に口の中で窒素爆弾が爆発したような痛みが走る。
しかもそんな苦労をしたにも関わらずレモンのビタミンCはイチゴで換算すると二粒程度ということを後から知って精神的にも参った。何なんだレモンって。あの酸味からするとビタミンCの量がまるで見合わない。
さて、今回取り上げるのは、そんな苦酸っぱい記憶を呼び覚ます「スッパスギール」。ネーミングからしてとびきり低めの偏差値を見せるこの商品。パッケージのあまりにもテキトー過ぎるイラストも、名前のバカっぽさのステージを引き上げている。
袋を開けて中を見ると10分の1スケールレモンのような小さいチューイングキャンディが入っている。
一粒口に入れて噛んでみると口の中で酸味が一気に爆発すると同時に耳の下、アゴの付け根がギリギリ痛くなる。何と表現したらいいのかよくわからないけど、こう、大きめのチンパンジーが俺のアゴを掴んでアイアンクローをしたまま持ち上げてる様な、そんな感覚。そんな経験ないけど。それ程酸っぱい。
しかも、かなり硬い。とにかく酸っぱいのでさっさと無くしたいのにまず噛むのに一苦労だ。もちろんグリグリとしっかり噛みしめるので、一噛みごとに酸っぱさが広がる。眠気覚ましに、とかいうレベルじゃない。一周まわって意識が飛びそうだ。
とはいえ、実際のところ酸っぱいだけでマズイかと言われると、そうでもない。いや、これは違うな。これは「頭を撃たれて死んだけど、痛いかというとそうでもない」って言ってるのと一緒だ。やっぱりマズイ。俺にはこの一袋で十分だ。
あと、この流れだといつもなら「最初のエピソードは嘘だ」とくるとお思いだろうが、本当だ。こういう残念なエピソードに限って実話だ。本記事中、とびきり低めの偏差値を見せたの商品名よりも中学時代の俺だ。
--------
情報提供:くららさん
ありがとうございます。
