ブログネタ:もう一度食べたい給食
参加中私立の進学校だった俺が通っていた高校は、なぜか弁当形式の給食が出されていた。
プラスチック製の弁当箱のような容器におかずやら漬物やらサラダが入っていて、汁物とご飯は別の茶碗に盛られるという形式だった。そして、当時ですら、もはや週休二日制が当たり前になっていたにもかかわらず、俺の高校は土曜は隔週で休みというカリキュラムを組んでいたため、土曜も学校で給食を食うことになっていた。
しかも「土曜は必ずカレー形式のものが出てくる」と決まっていたため、隔週で微妙に具の違うカレーを食うことになっていたように思う。更に言うと、どれもこれも申し合わせたかのようにマズかった。
誰がどんな風に作ろうと、かなりの高い確率でおいしくなるであろうカレーすらもまずかった。特にひどいのはシーフードカレーで、場末の魚屋のような臭いがした。案の定、腹を壊す生徒も出たが、それは、なんというか大人の事情で黙殺された。
カレーですらこの始末なので普通の弁当なんて更にひどい。まず、おかずのチョイスがおかしい。7割5分くらいの確率で揚げ物が入っている。今にして思えば、多分、コストがかからなかったんだと思うが、とにかく何でもかんでも揚げていた気がする。
コロッケの翌日に、ほぼ同じ見た目のメンチカツが出てきて、その翌日にはクリームコロッケだったり、更にその翌日はレンコンのはさみ揚げだったりした。どれだけ太らせたら気が済むのか。いつか出荷されるんじゃないかとドナドナのような気持ちになる。
更に、ある日にはUFOのような形状のフライが出てきて一口かじってみたら中身は目玉焼きだったことがある。
もはや揚げなくてもいいものすらも揚げ始めた。いや、育ち盛りの高校生にスタミナをつけさせようとしたのはわかる。何となくガッツリ感を出そうとした努力も認めよう。でも、揚げなくていいんじゃないかな。目玉焼きは。プラスチック製のように固い衣に包まれた目玉焼きは卵ってこんな固くなるのかというような食感で、たとえるならば歯切れのいいキン消しのような、端の方は燃えたビニールのような、そんな感じだった。
そんな給食を3年間食っていた当時を思い出してみると、今、こんなことを書いてる
俺から当時の俺に言いたいことがある。
その食いものは宝だ、と。
もしくは、アレだ。