ブログネタ:地元の怪談教えて
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地元の、というわけではないんだけど、俺が働いている会社の社長が営業中によく妙な体験をするらしいので稲川淳二風にご報告。
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フェンスや門扉などの外構工事を専門にしているうちの会社ではガードレールの事故補修なんかの仕事が来ることがあってね、まぁ、その時もある事故の補修で見積もりを書く為に現場を見に、とある山に行くことになったんだ。
カーナビに現場の住所を入力して走り出して、かれこれどれくらい経ったんだろうなぁ。まぁ1~2時間ってとこなんだろうけど、行けども行けども、そんな事故現場なんか見えてきやしない。あ~なんだろうなぁ、嫌だなぁなんてなんて思っているはいるけれど、カーナビはどんどん道を指すわけだ。現場を見ないことには仕事になんないってんで、しょうがないから行ってみようって。
そしたら、車はどんどん山の中に入ってくんだ。確かに現場自体は山なんだけどお客さんから送られてきた現場写真とはどうも違うんだ。なんだろうなぁ、おかしいなぁ、と思いながら、でも仕事だからなぁ、と山の中を車で進んでいると、どんどん道が細くなっていくんだ。
そこで、フッ、と気がついた。
あれぇ、おかしいぞ。ここじゃないぞ。
そう思って別の道に詳しい営業に電話をかけたんだ、そうしたらその人は「え?その住所はそんなところじゃないですよ」と、こう言うわけだ。
ゾッと背筋に寒気が走って、嫌だなぁ、怖いなぁ、嫌だなぁ、なんて思ってたら今までずっと道を案内してたカーナビが突然言うんだ。
「Uターンしてください」「Uターンしてください」
あぁ、嫌だなぁ、怖いなぁ、と思って引き返そうと思ったんだけど、もう片側一車線で道が狭くてUターンなんかできないんだ。しょうがないからこのまま真っ直ぐ行けばどこかに出るんじゃないかと真っ直ぐ進んで行くことにしたんだ。その間もカーナビは「Uターンしてください」「Uターンしてください」と言い続けてるんだけど、どうしようもないから無視してたんだ。
そしたら道がどんどん細くなって急なカーブが出てきたんだ。危ない!と思って、キキーっ!!と急ブレーキをかけるとカーナビは何も言わなくなって、外をみたらなんだか嫌ぁ~な空気が漂ってるんだ。周りの方に目を向けるとガードレールはふっ飛んで何もなくなってたんだ。でも送られてきた写真と全然違う。嫌だなぁ、怖いなぁ、と思っても何だか目が離せなくてよ~く見てみると
そこには枯れた花が刺さったペットボトルがいくつも置いてあった。
後で聞いた話じゃ、そこはものすごい事故が多いカーブで、つい最近も死亡事故があったんだそうだ。あのカーナビが「Uターンしろ」って言い続けたのはあそこで亡くなった人が危ないよ、と教えてくれたんじゃないか、って、そう思った。
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勤務先の社長が体験した事実だが、実はこの話にはちょっとしたおまけがある。
この後、社長は車を買い替えて今まで使っていたカーナビが必要なくなってしまった。そのカーナビは今、俺の車の中にあったりする。
最近、やけに事故に遭いそうになったりは、しない。
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あと、稲川淳二風にしたのは大失敗だったことは素直に認めたいと思う。
