焼き魚が好きだ。

刺身や寿司も好きだが、魚と言えばやっぱり焼き魚だ。ホッケやサバあたりのスタンダードなものからイワシやシシャモのような骨ごと食うような魚も好きだ。

やっぱり醤油と大根おろしで食う焼き魚の美味さは格別だと思う。

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パラダイム・シフトという言葉がある。

俺もよくわからないのでザックリ説明すると、まず、パラダイムというのはある時代について言える包括的価値観や世界観のことで、時代の変化によって、それがシフトしていくことをパラダイム・シフトと言うらしい。

例えば、昔は常識だった天動説が地動説にシフトして、それが今現在の常識になったり、天地創造説から進化論へ定説がシフトしたようなことをパラダイム・シフトと言うんだそうだ。

こうした現象を繰り返して今の価値観になっていて、今後も時代が進むごとに常識はまた違う方向へとシフトしていくことだろう。事の大小は問わず、そうしたことを重ねて時代は進んでいくものだと思う。

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コンビニのツマミで焼きシシャモを見かけた。

シシャモは美味い。頭の苦味から腹にある卵のプチプチした食感もすごくいい。それを見ながらやっぱり醤油が付いてるんだろうなんて思っていたら、パックにテープで留められてていたのはマヨネーズの小袋だった。

ちょっと待て。シシャモにマヨネーズってどうなんだ。そんな取り合わせ、今まで見たことない。醤油じゃないのか。シシャモは。

でも、ちょっと思った。これもアレじゃないかな。パラダイム・シフト。天動説が地動説にシフトしたように、天地創造説が進化論にシフトしたように、俺の知らないところでシシャモには醤油からマヨネーズにシフトしたんじゃないだろうか。

最近の時代が流れる早さからして、俺の時代の常識からシフトしていても不思議はない。俺は知らない間に旧世代になっていたのだろう。まさか、齢25にして旧世代になるなんて思ってもみなかったが、時代は流れていくもので仕方のないことだ。

だから、新世代の方々はどんどんシシャモにマヨネーズをつけて食うといい。これからは君達の時代だ。旧世代の俺は醤油でもつけて食うから。

思わぬ新時代の到来に俺のような旧世代には対応できる余裕は既にない。やはり時代は流れるのだ。

あと、別にパラダイム・シフトじゃねぇなと思った。