俺たちのプロレスVOL.4 UWFインターナショナルの功罪 双葉社スーパームック

【11名が明かした「プロレスこそ最強」の真実】
鈴木健/テディ・ペルク/山崎一夫/和田良覚/木下雄一/安生洋二/永島勝司/武藤敬司/田村潔司/髙山善廣/桜庭和志

U系の三派分裂を経て「プロレスに原点回帰」
大躍進を遂げたUWFインターナショナル

なぜ北尾は口をつぐんでしまったのか?
衝撃的KO負けの“裏側”を推察

揺らぎ始めた団体の根幹
グレイシー一族との「最強幻想」をかけた闘い

忍び寄る崩壊の足音
起死回生の策として新日本との全面対抗戦勃発

団体としては解散するも……
総合格闘技全盛の時代に花開いた「Uインター最強伝説」

特別寄稿
「髙田延彦が語ったUインターへの想い」

プロレス記者が選んだ
UWFインターナショナル名勝負集

【連載】
その時、マット史が動いた!
「あの試合」の真実
髙田延彦VSトレバー・バービック

その「真相」と「内情」を再検証
プロレス団体の終焉
全日本女子プロレス
 ほか


関係者のインタビューで構成される俺たちのプロレスシリーズ第4弾。Uインター特集。特に面白いのは鈴木健、テディ・ペルク。


鈴木健は事務所を貸してやったのに偉そうだった、平然と鈴木の目の前で前田日明らの選手の悪口を言う神社長の話から、北尾戦の裏話、大文字三郎についてはまあ詐欺師みたいなもん発言、新日Uインター対抗戦は高田負けは再戦があると聞いて受けたのに試合後がなかったことにされたなど。


鈴木 やられたよね。俺はせっかく対抗戦をやるなら、長期的なスパンで大きくなっていくようなビジネスがしたかったの。でも、向こうは「東京ドームの第1弾から、メインは武藤と高田のトップ対決でいきたい」って言うのよ。俺は難色を示したんだけど、「最初はインパクトが欲しいから、トップ同士でやろう。そのあとは武藤と再戦もやらせるし、健介、長州、橋本と順番に闘っていく流れを作るから」って。それなら長期的なスパンでやっていけるし、まさかウソをつくと思っていないからさ、結果的には、そんな流れを作らなくて、騙されたんだけど。


Uインター海外部門を担当していたテディ・ペルクはUインターのPPV放送マーケティングがUFCに影響を与えているのではないかという話。