VALE TUDO JAPAN OPEN 1994(1994)

UFC2と3の間に開かれた日本が舞台のアルティメット大会。また幻想が高まっていたヒクソン がトーナメントに参加することとなった。


ルールはUFCに修斗流のアレンジを加えたもの。素手だったUFCと違いオープンフィンガーグローブ、ケージではなくリング使用。また立技に10カウントを使用、またリングから落ちそうになった際ストップドントムーブがあるなどの変更がなされています。また場外に落ちるとグラウンドの状態でもエスケープ扱いになりスタンドの状態になります。スポーツライクにしたいんでしょうが無駄なルールが多くわかりづらいです。


第1試合 バド・スミス◯vsクリス・バス(1R 0:54 KO 右ストレート)

バス、パンチを貰い開始早々ダウン。立ち上がるもまたすぐダウン試合終了。10カウントのせいでただのキックボクシングのような試合になっています。


第2試合 ヤン・ロムルダー◯vs川口健次(1R 2:59 TKO レフェリーストップ サッカーボールキック)

テイクダウンを取る川口ロープ際なのでストップドントムーブ。リング真ん中に戻る際ポジションについてロムルダーが抗議。しばらく試合中断。再び川口がテイクダウンに行くが場外に落ちてエスケープ再びスタンドへ。またテイクダウンに行く川口だったが肘を打ち下ろされ手を離してしまうそこにサッカーボールキックでリング外に吐き出される。なんとかリングに戻るが再び肘とサッカーボールキックでレフェリーストップ。なかなかえげつない試合。やはりリングはMMAに向いてないな。



この試合のあとダメージが深刻で川口選手は2〜3日吐き続けたみたいです。


第3試合 ダビッド・レビキ◯vs草柳和宏(1R 1:20 KO グラウンドパンチ)

一応UFC2に出ていたレビキ。レビキは195cm123kg、草柳和宏は175cm76kgと体重差がありすぎ。片足を取りに行く草柳だが頭を殴られたKO。


第4試合 ヒクソン・グレイシー ◯vs西良典(1R 2:58 スリーパーホールド)

開始早々テイクダウン→マウント打撃を嫌がり後ろを向いて首を締められる初期グレイシー の黄金パターンで終わり。敗戦後涙を流す西が切ない。


第5試合 バド・スミス◯vsヤン・ロムルダー(ロムルダーな棄権により不戦勝)

1試合目で鮮烈な印象を残したロムルダーだか拳を骨折バド・スミスの不戦勝となった。


第6試合 ヒクソン・グレイシー◯vsダビッド・レビキ(1R 2:40 KO マウントパンチ)

テイクダウンそのままバックを取られ殴られKO。レビキ立ち上がれず終了。


第7試合 桜田直樹vs割田康社△(5Rドロー)

トーナメントに関係ないワンマッチ。一進一退の攻防。マウントを取ったタイミングでレフェリーがスタンドにも出したりルールがよくわからない。


第8試合 佐山聡vs伊藤裕二

エキシビジョンマッチ特に言うことはないです。


第9試合 ヒクソン・グレイシー◯vsバド・スミス(1R 0:39 TKO ギブアップ マウントパンチ)

決勝戦。ヒクソン がテイクダウンマウントであっさり終了。優勝はヒクソン。無傷の優勝


ホイスより10倍強いと言われたヒクソンが強さを見せつけた。日本勢は3選手出場で3人とも1回戦敗退。