吹けよ!カミカゼ完結編

ワンダーキッドに必殺技カミカゼ落としを破られたカミカゼ。勝負は引き分けで再戦することになるがカミカゼ落としを破られたカミカゼは自暴自棄に。絡んできたチンピラを腹いせに倒し余計虚しい気分になるカミカゼ。


上巻を読んで大人しい淡白な漫画だと思っていたらここから一気にドライブがかかります。



第2の必殺技を開発するため飛騨山に戻ったカミカゼそこで日本の武術家を集めて日本プロレス協会を倒す野望を持つ天狗軍団と出会います。


ちなみにこの天狗軍団のリーダーは3年殺しの使い手で、さらに時間を三ヶ月、三週間、三日、三十分と相手の死ぬ時間を使いコントロールできます。


まあ色々あって第二の必殺技を開発したカミカゼ。みごとワンダーボーイを破ります。最終的にはワンダーボーイと手を組みプロレスてんぐ党も破壊。最後はアメリカに武者修行に向かい終わります。


本作の感想ですが全体的に薄味というか淡白な内容で随所に梶原一騎らしい部分も感じますが良くも悪くも古臭い児童マンガという感じです。


ただ決してつまらないわけではなく牧歌的な昭和の雰囲気なんか楽しめますし、力道山なきあとの混沌としたプロレス界に思いを馳せるのも良いでしょう