ぼくらで1966.6月号〜1967.4月号で連載された作品。直前に巨人の星の連載が始まっており梶原ブームの過渡期に書かれた作品と言えます。翌年には夕やけ番長、柔道一直線さらに1969年にはあしたのジョー、タイガーマスク、ジャイアント台風が始まります。同時期の巨人の星と違い歴史に埋もれた作品といえます。


ではまずあらすじを。力道山が亡くなり日本プロレス界のエースとなったジャイアント馬場。しかし海外レスラーとの戦いで疲れ果てた馬場。そんな中、師である力道山が死の直前に残した謎の言葉ぶんえいはかた、こうあんたかしま、しょうわひだ。馬場がひとりでぶつくさどういう意味だったんだろうと考えると横の席に都合よく博士が。



共通点は日本と蒙古が争っている時に神風が吹いたことだと昭和の飛騨にも日本にも追い風が吹かせるなにかがあるのだろう。


その話を聞いた馬場はさっそく飛騨へ。そこには力道山が生前作った秘密道場が。そこで力道山が密かに育てた天才プロレス少年であり本作の主人公カミカゼと出会います。


カミカゼ少年の必殺技はリングをロープの反動を使い体当たりし続けさらに蹴り上げ空に浮かせ空中を往復してリングアウトさせるというものです。


そこで実はその技が反則だったり色々ありますがめんどくさいので省略します。



その後頭を掴んで相手の記憶を破壊する技を使うゼロマンだったり


気取ったカウボーイ野郎や

少年漫画らしくキャラの立ったライバル達が現れます。


その後主人公の必殺技カミカゼ落としを破ると断言するカウボーイ男ワンダーボーイと対戦するがカミカゼは必殺技を使わず3本先取の一本目を先取。2本目も取りそうになるが相手の挑発にのりカミカゼ落としを使うカミカゼだが果たして...!


下巻に続く