ついに最終巻となった闘翔ボーイ


実力を認められ海王と戦うことになった篁。最終的には善戦はするが関節技を決められこれまで何があっても負けを認めなかった篁が降参負け。


世界最強の男を目指すと宣言して終わります。打ち切りだったのかいきなり海王と戦うという駆け足感のある展開ですがそれを感じさせず綺麗にまとまって終わります。もし打ち切りではなかったらこの後1993年に開催されるなんでもありのトーナメントというUFCを先駆けするような展開もあったでしょう。篁はもっとたくさんの格闘技を学んでいたのでしょう。


プロレスが格闘技として認識されていた時代。骨法、サンボ、ムエタイさまざまな格闘技に幻想のあった時代。この後時代は幻想を破壊しながら前へ進んでいきました。本格的に格闘技ブームが来る前の時代のうねりを感じる漫画です。初期のUFC、K1なんかの雰囲気、幻想とガチが共存した時代が好きな人にはオススメの漫画です。