吉野家で豚丼復活!これは事業の多角化?成功要因は? | 肉球ぷにぷに

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吉野家の牛丼

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牛丼でお馴染みの吉野家が、
あの豚丼を復活させた!


あなたは覚えているだろうか??
あの、狂牛病騒ぎを!


狂牛病騒ぎで、販売不能になった牛丼の代わりに
吉野家、松屋、すき家、いずれも豚丼を売りましたよね。
(あぁ、超懐かしい)


あの豚丼を吉野家が販売再開しました。
年間で、2000万~2500万食の販売を計画。
つまり、1ヶ月あたり約200万食ペースくらいを想定していたわけです。


ところが、販売再開1ヶ月で700万食を突破!!
つまり、4カ月分を1ヶ月で売ってしまったんですね

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160506-00000526-san-bus_all


なんでしょう、


この、素直に
「良いニュースだなぁ、良かったね」って思える感じ(笑)


さて、一歩引いて考えてみると、
吉野家が豚丼をやるのは、ファミレスがメニューを追加するのとは、
大きく意味が違う。


事業の多角化!


とまでいうと、あまりにも大げさだけど、
牛丼という、単品おしのお店でメニューを増やすのは


店舗のオペレーションから
仕入れ、運送のオペレーションまで変わる大決断。


そんなことを考えていて、
ふと、ドラッカーがマネジメントの中で語っていた
多角化の話を思い出しました。


ドラッカー先生が言うには、


「多角化そのものは良くも悪くもない」


そして、多角化を調和させ一体性を保つための方法は、2つしかない

1.共通の市場をもとに、事業を統合する
2.共通の技術をもとに、事業を統合する


牛丼屋が豚丼に手を広げるのは、
この多角化の考え方で行くと、


市場も、技術も、もともとの牛丼と共通している。
だからこそ、すんなり受け入れられてヒットした。


しかも、狂牛病騒ぎの時は、
牛肉がないんだから、やるしかない状況だったけど、


あの時に頑張って、吉野家が豚丼を売ってもおかしくない
イメージができている。
だからこそのスタートダッシュ大成功なんじゃないでしょうか


もしかしたら、
「豚丼なんて牛丼似たようなもんだし、
 そんな改めて話すほどのことじゃないんじゃない??」
と、あなたは思ったかもしれない。


でもね、今回の話って結構面白いことだと思うんですよ。


だって、牛丼屋がこぞって出した、
「プレミアム牛丼(ちょっと高級な牛丼)」は全滅だったでしょ?


普通に考えたら、
牛丼屋が、プレミアム牛丼出すのと、豚丼を出すんだったら、
プレミアム牛丼の方が、なじみやすそう。。


でも、プレミアム牛丼は失敗して、
豚丼は成功した。


さぁ、なんでだろう?


と、考えた時に、プレミアム牛丼も、豚丼も
「牛丼と共通の技術」を転用した商品だった。


そして、豚丼は市場も共通していたけど、
プレミアム牛丼は市場がずれていた。


吉野家といえば、
「早い、安い、うまい」


この客層にとって、プレミアム牛丼は
「ちょっと違うんだよねぇ~」ってことなんでしょう


はっきりいえば、
「お金を足してまでプレミアム牛丼食べるなら、
 そもそも吉野家に行かねぇ~よ」
って、なっちゃったんですね。


そして、再びドラッカー先生に戻ると、


「共通技術による統合と、共通市場による統合では、
 共通市場を軸にした多角化のほうが成功しやすい」
と、言っています。


つまり、事業を多角化するには、技術と市場の共通性が大切だけど、
技術よりも市場のほうが更に大事!ってこと。


吉野家にとって、豚丼は、市場も技術も共通した領域。


でもプレミアム牛丼は、同じ牛丼で、
技術は共通していたけど、市場は共通していない領域。


結果は、プレミアム牛丼は失敗で、
豚丼は成功(今のところは)


多角化の難しさと、マーケティングの重要性を
改めて感じるニュースでした!

(やべ、豚丼食べたい ^^;)

 

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