人間と機械は得意分野が真逆。上手い分業がポイントになる | 肉球ぷにぷに

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IT技術の発展、人工知能の進歩
不治の病だった病気に対する特効薬。


テクノロジーの進歩は本当にすごい。


今まで不可能だったこと、
今までは解明不能だったことが、
科学の発展で次々に解決されている。


最新の研究で、
原因不明だったことがまた1つ解明された。


2004年にノーベル賞を受賞した
リチャード・アクセル博士とリンダ・バック博士の
嗅覚に関する研究によると、


カエルにとってのヘビ。
ネズミにとってのネコやキツネ。


多くの動物は、自分を食べようとする捕食者の姿をみると、
身の危険を感じて、
他のモノを見た時とは明らかに違う反応をする。


このことは、科学的には証明されていなかったのだけれど、
感覚的・経験的に納得しやすいと思う。


この本能的な反応を嗅覚の観点から研究した結果、
「天敵のニオイを嗅ぐとストレスを感じる仕組みを持っている」
ということがわかったというのです。


ハツカネズミの鼻から視床下部を通る神経回路が
「恐怖の匂い」を伝達していることがわかり、


ハツカネズミにキツネやヤマネコの尿を嗅がせて反応を確認すると
その結果、嗅覚皮質の非常に狭い面積を占める
恐怖を意味する特定領域だけが活性化していることが判明。


しかも、キツネ・ヤマネコの代わりにウサギなどの
別の動物の尿では同じ現象は起こらなかったという。



科学で証明することが難しいことの1つに
人を含めた動物の感情があると思います。


感情は、外部からの刺激によって変化することもありますが、
何もなくても絶えず変化します。


今回、「恐怖」という感情について、
科学的な仕組みが見えたというのは、
ある意味で、また大きな一歩を踏み出したといえるのではないでしょうか。


ですが、一方で私は、
いかに科学で証明できていないことがたくさんあるのかということも
教えてくれたような気がします。


科学的には証明しづらいことだとしても、
天敵の存在を感じたら、
恐怖を感じるのは実に自然な反応だと思いませんか?


むしろ、そんなこと科学で言えなくても当たり前でしょ?
という、気がします。


人間も、海でサメの背びれを見たら、
きっと恐怖しますよね?


それこそ、映画:ジョーズのテーマ曲を聞いた時のように(笑)


人間の感覚と、科学技術はある意味相性が悪く、
人間が得意なことは機械が苦手、
機械が得意なことは人間が苦手なことが多いです。


だから、重要なのは役割分担。
「分業」することだと思うのです。


機械は、数字やデータ、計算処理が得意。
人間の計算なんか相手にならないくらい早いし、間違えない。
疲れもしないから24時間365日動き続けられる。


人間は、数字や言葉で表せない感覚的なものを
イチイチ定義したり、ルール化しないでも


「なんかいい感じ」とか
「なんかヤバそう」とか、感じ取って判断できる。


でも、食事も、睡眠も、休憩も求めるから、
機械よりも生産性が低い。


このことから考えると、
どうしたって、


「人間が考えて、機械が手を動かす」というのが
ベストミックスになってきます。


と、すると私達がこれから先、
重要視していかないといけないのは、
考えることに自然となりますよね?


機械は、難しい処理も短時間にこなし
ある角度からは、完全無欠に見えますが、


感覚面では、
やっと、「ヘビににらまれたカエル」が分かった程度です。


赤ちゃんみたいなもんです。


だから、機械には出来ない、
新しいアイデア、フィーリングによる判断、
既存のルールを作り変える発想などの


人間にしかできない分野の仕事に
シフトしていくべきなのです。


知識量、記憶力、正確性が求められる領域からは
早々に撤退すべきです。
そういった、プログラム可能な領域では機械には勝てませんから。


そのことがわかっていないと、
10年後には、機械と対決して惨敗して仕事を失うという
悲劇になりかねません。



4月に入って、部署異動など、
仕事に変化が起きた方も多いのではないかと思います。


自分が担当する仕事の選択肢があったならば、
この話を1ミリほど思い出して


単純作業で正確性を誇る仕事より、
様々な判断を下しながら進む仕事を選んでいくと


あなたに、
より明るい未来が訪れます!


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発行者:マルス
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