「青柳ういろう」で有名な「株式会社青柳総本家(あおやぎそうほんけ)」、意外にも「名古屋市守山区」に本社
を構えていたんですね。 揺ぎ無き"名古屋土産"である「ういろう」を扱うトップメーカーのひとつです。

時は明治12年(1879年)、初代「後藤如休」さんが「尾張藩」の14代・17代藩主を務めた「徳川慶勝(とくがわ
よしかつ)」より"青柳"の「家号(屋号、やごう)」を受けて「青柳総本家」を創立させたのがはじまりです。
およそ350年もの歴史を持つといわれる「ういろう」ですが、最初から「青柳総本家」が製造・販売していた
訳ではなく、創業当初は「蒸羊羹(むしようかん)」を製造・販売していました。

三代目の「後藤為彦」さんの時代に転機が訪れ、昭和6年(1931年)から「国鉄・名古屋駅」構内やホームでの
「ういろう」の立ち売りを開始したことが、現在の「名古屋土産」の代表格として広く知られるきっかけと
なっているようです。 昭和12年(1937年)に三代目の駅舎が誕生する頃には「名古屋名物」として販売され
ているそうです。 さらに昭和39年(1964年)の「東海道新幹線」開業時には車内販売も開始しています。

「青柳総本家」のトレードマークといえば、柳に飛びつく「蛙(かえる)」の姿。 これは歌人「小野道風(おの
のみちかぜ・とうふう、春日井市出身)」が自身の才能に限界を見た際に、何度も柳に飛びつく「蛙」の姿を
見て努力を継続する事を思い知らされた逸話から来ていまして、マークのデザインは名古屋市出身の画家
「杉本健吉(すぎもとけんきち)」さんによるもの。 この蛙に因んで、同社では「カエルまんじゅう」や
「カエルサブレ」といった可愛い商品も販売していました。

ちなみに昭和44年(1969年)から放送を開始したCMソング『青柳ういろうのうた』につきましては当
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