


秋季大祭」が開催されており、中でも町内を練り歩く3輌の「山車」が話題を呼んでいます。 「名古屋市」より
「有形文化財」に指定されている「山車」より、今回は「神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)」をご紹介します。
「西町」の「神功皇后車」は「明治6年(1873)」に「名古屋南天道町(現・北区)」の御車大工「酒井屋久七」の手により
唯一「有松」から発注された山車なんだそうで、3輌の内では「有松」において最古の存在との事。 但し山車
そのものの歴史では一番新しいものになりますが。
「からくり人形」は3体で、うち1体が「神功皇后(「仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)」の皇后)」。 「日本書紀」に
記されている「朝鮮出兵(新羅侵攻)」の際に、鮎を釣って神意を占った故事に沿った動きをします。 隣に
控えるのは大臣「武内宿禰(たけうちのすくね)」で、鮎を釣り上げる前に「神功皇后」と共に舞を舞い、同時に前方の「幣振り人形(神官)」が「御幣(ごへい)」を振ったり、口をあけて舌を出すなどの動きを見せます。
「唐子車」と同様に、朱色の幕には「金龍町(西町)」の文字が刺繍されています。 一方の「水引幕」には三河の
画家「渡辺小崋(わたなべしょうか)」が手掛けた四季を彩る花「芙蓉(ふよう・蓮の別称)」「水仙(すいせん)」
「牡丹(ぼたん)」「杜若(かきつばた)」の絵を下地にした刺繍が施されている、非常に手の込んだものでした。