

画像の古びた「流木(りゅうぼく)」のようなもの。 オブジェが大好きな(?)この地方において、ビルの
入り口やロビーに、このような類の「芸術作品」が置かれているのは珍しい事ではないのですが、傍らには
『友情の樹』という銘板が設置されていました。
2005年に開催された「日本国際博覧会」、というと聞き覚えが無いようにも思えますが、この年に開催された
博覧会と言えば即ち「愛・地球博(愛知万博)」。 その「愛・地球博(愛知万博)」では「イタリア共和国」も
「イタリア館」というパビリオンを設けていたのですが、この『友情の樹』はその「イタリア館」で展示されて
いたもののひとつでした。 「イタリア共和国」と"一市町村一国フレンドシップ事業(万博開催において県内
の自治体が1対1でパビリオン展示する各国と交流を持ち、サポートする事業)"にて交流を持った「一宮市」に
万博の閉幕後に友好の証として贈られたものなんです。
『友情の樹』と言うのは寄贈の際に命名されたもので、パビリオンで展示されている際には特に名前が定め
られて無かったようです。 「イタリア共和国プーリア州」にある「フェルディナンド・ヴァレンツァーノ
植物センター」にて管理されていたもので、樹齢およそ300年という貴重なオリーブの古木。 その大きさは
幅は3m、高さが2mほどの大きなもので、現地に設置された際には「イタリア政府総代表」も駆けつけてテープ
カットイベントも開催されるほどのイベントになったそうです。
但し、今はイマイチ存在価値が… 周辺に「イタリア合衆国」の紹介や観光ガイドを併設するなど、もう少し
展示方法に工夫がほしかったです。 小さな銘板も見落としそうなもので、それを見なかったら何の価値も
ない、それこそ「流木(りゅうぼく)」が置かれているだけと思われそうです。