











それから僅か3年後の1933年(昭和8年)には初めての「花バス」が運行されております。 この「花バス」、もう
現在では馴染みのないものになってしまっていますが、主に「名古屋」に縁のある企業が協賛してそれぞれの
企業の特徴やテーマに沿った装飾を施した車両が練り走るものでした。
一番最初の運転は「市役所落成」と「電気局創業10周年」を記念したもので「花バス」の他に「花電車」も登場。
同年末には「皇太子誕生奉祝記念」として再び運行されました。 以降は主たるお祝い事に登場・運転されて
いた「花バス」ですが、その豪華絢爛な姿は非常に好評で、1966年(昭和41年)の「第12回名古屋まつり」からは
定番の「出し物」として2005年(平成17年)まで継続されていました。 「愛知万博」開催の年ですね。
実は「名古屋まつり」の第1回(当初は名古屋商工まつりという名前)より「花電車(名古屋市電)」は運行されて
いたのですが、さすがに線路の引かれている地域しか走行される事が無く、市電運行地域以外の方々にも
楽しんでもらえるようにと「花バス」が考案されたそうです。 もちろん「花電車」同様、趣向を凝らした
デザインやからくり満載で各地を走り回り、市民を楽しませていました。
画像は「愛知県日進市」にあります「名古屋市交通局」の資料館「レトロでんしゃ館」に展示されているパネルで
各年代様々なデザインの「花バス」の姿がありました。 参加企業も「大須ういろ」「シキシマパン」「浜乙女」
「オリエンタルカレー」「青柳ういろう」「東海テレビ」などなど。 「花バス」という割には"バスらしさ"が無い
ですねぇ。 なんだか「バス車両」の台座しかない感じでした。