♪1 熱田の宮の神風に 叢雲(むらくも)はれて雄々しくも
    豊栄(とよさか)のぼる天津日(あまつひ)の かゞやく市(まち)の光かな

♪2 正しき民がまごころに いそしむ業(わざ)の花咲きて
    黄金(こがね)の城のとこしへに たかきは市(まち)の誉(ほまれ)かな

「名古屋市」は「1889年(明治22年)10月1日」に実施された「市制施行」により誕生しまして現在に至ります。
その21年後の「1910年(明治43年)」に「名古屋開府300年」を記念して作られた"名古屋市の歌"が、この
「名古屋市歌」。 今も昔も、節目の年には何かイベントをやりたくなるものだったんですね。

それから100年が経過した2010年の「名古屋市」は「名古屋開府400年」に沸き、各地で様々なイベントが
開催されましたが、その一環として販売された「名古屋の歌だがね」というCDに「名古屋市歌」がボーナス
トラックとして収録されておりました。 聞くと歴史を感じさせる、ちょっと痛んだ音源なのですが…

なんと「名古屋市役所」の、とある金庫より見つかったカセットテープの音源をそのままCDに収録した
為だそうで、残念ながら収録された年月日や歌手名の明記は無かったそうです。 歌に関して分かって
いるのは作られたきっかけと年、そして作歌は「上田万年」さんで作曲が「岡野貞一」さんという事だけ
なんだそうです。

上記の歌詞は「名古屋の歌だがね」のジャケットより1番を、「名古屋市公式HP」より2番を転載させて
頂いておりますが、ジャケットにあった解説によりますと今回のCD化の際にオリジナルの歌詞カード
より転載しているそうです。 さらに「名古屋市観光団体連絡協議会」が昭和45年に発行した「なごやの歌」
に掲載されていた歌詞と楽譜を転載したものもジャケットに存在しておりました。

そんな大切な経緯で作られた歌ですが、「愛知県民歌」と同様に知名度は非常に低いもののようですねぇ。