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「名古屋市北区」の南端に位置する「尼ヶ坂(あまがさか)公園」は駅前にあるにも拘らず、非常にひっそりとした
印象を受ける公園でした。 それには幾つかの理由があると言うのですが、それを現地で学ぶ事が出来ました。

この一帯は「名古屋城」から見ると"北東"の方角に位置し、それは「鎮守」として"名古屋城の鬼門を守るもの"と
されていたそうなんです。 ですので公園の東側には「片山神社」や「長久寺」があり、北側にも「久国寺」「普光寺」
が存在するなど、ちょっと歩けば神社仏閣にたどり着くほど。 まるで守りを固めているかのようでした。
そんな経緯により「名古屋市緑地保全地区」に指定されているため、大きな開発が簡単には行えないと言うことで
昔ながらの閑静さを今も保っているそうです。 これが一つ目の説。

二つ目の説は「権現小町(ごんげんこまち)」と呼ばれた娘にまつわる物語。 その娘は「権現(今の片山神社)
小町」と呼ばれるくらいの美形だったそうなのですが、それに武家の青年が見初めて恋仲になったそうです。
ただし娘は村娘だった事から身分の違いが障害となり、さらに青年が心変わりした事により娘を捨てたと言う
結末。 心底嘆き悲しんだ娘は出家をして尼となり、様々な思いを断ち切ったそうですが… 公園の東側を
通る道こそが公園の名前にもなった「尼ヶ坂」なのですが、その名前は尼となった娘が、この場所で首を吊った
事に由来するそうです。 青年との間にもうけた子供を残して。 その悲話により一帯が閑散としているのが
二つ目の説。

他にも、昔は「辻斬り(今で言う通り魔で、刀の切れ具合を試す目的など)」が多く出没して通行人が殺害される
事件が多発したためという説もあります。 昔から木々が生い茂り鬱蒼としていた道にも拘らず「尼ヶ坂近道」と
呼ばれるほど勝手が良かったそうです。 しかし人通りは多くなく、それが逆に「辻斬り」を試す格好の場所と
なってしまったんでしょうね。 目撃者が少ない場所は、反比例して犯罪が多くなるように。

これらの説もあってか、地元の方も夜にはこの一帯を避けると言う事です。