「名古屋」にはイマイチ「ご当地ソング」が定着しないと言う事で「愛知県」「名古屋市」「名古屋商工会議所」「中日
新聞社」「NHK名古屋放送局」が集まって『愛知・名古屋マイソング実行委員会』を結成、「1984年(昭和59年)」
より一般公募で新しい「ご当地ソング」を募集したそうです。 「愛知県」や「名古屋」を題材とした歌を募った
そうですが、5年の期間中に応募された総数はなんと2300曲を超えたそうなんですよ!

「NHK名古屋放送局」にて「愛知・名古屋マイソング」という番組も放送されていたそうで、「最優秀曲」に選出
された作品はもれなく「愛知県」にゆかりのある歌手が歌ってくれる特典がありました。 が、1曲だけ特例も
あったようですが… 初年度に選出(最優秀曲)されたのは「伊丹直子」さんが作詞・作曲した「みんな名古屋で」。
これは「チェリッシュ」のお二方による美声で完成されておりました。

以降、1985年は「山下景子」さんが作詞・作曲した「拝啓、ここは名古屋です」を、地元出身者で結成された楽団
「川崎少年民謡隊」が歌い、1986年は作詞「上田正秋」さん・作曲「斎藤修身」さんの「おひさしぶりだねナゴヤ」を
「さとう宗幸(岐阜県可児市出身)」さんと「石川ひとみ(海部郡美和町出身、現あま市)」さんによって。

1987年は「平林朝子」さんが作詞・作曲した「わたしの名古屋」が選出され、歌は「津島市」出身の「水谷麻里」さん
が歌っております。 最終年となった1988年には「野原真由美」さん作詞・作曲の「Hey!Mr. Pure Town」が選出
されまして「長山洋子(東京都出身)」さんが歌っております。 番外編としまして、1987年に惜しくも「優秀賞」
に輝いた、「大竹ローラン」さんが作詞・作曲した「あなたの街名古屋」という曲は2年後に「名古屋」で開催された
「世界デザイン博」のイメージソングに選ばれておりまして、「きくち寛(名古屋市出身)」さんが歌っております。

「NHK名古屋放送局」も携わった企画と言う事もあり、選出された曲は「NHK名古屋」にて流されたり、一部は
CD化もされたようですが、それらの結果は今の「名古屋」に6曲が根付いていない事が答えでしょうか。 地元
の方々による作品だったにも拘らず、こんなにも定着しなかったのはなぜなんでしょうね。

話によると1989年に迎える「名古屋市制100周年」を記念してのイベントでもあったそうで、哀れ100周年を無事に
迎えた後はアッサリと6曲共に忘れ去られたようです。 企画が終了する際には「愛知・名古屋 歌のフェスティ
バル」という催しが開かれ、なんと6曲を収録した「CD」と「カセットテープ」が配布されたそうですが… 今じゃ
一部の家庭にて「タンスの肥やし」になってしまっているんでしょうか?

しかし… 2010年に発売された、「名古屋開府400年」の記念CD「名古屋の歌だがね」には「みんな名古屋で」と
「おひさしぶりだねナゴヤ」が収録されておりました! 懐かしい楽曲が15年の時を超えて蘇ります。