





恒例の「駅集中管理システム」の導入に際して、雨風を凌げる立派な「駅舎」が上下線それぞれに設けられ
ました。 以前は「コンクリートパネル」を並べた「ホーム」が向かい合わせで2面あり、その中央部には
強風が吹けば飛んでいってしまいそうな「屋根付きベンチ」があるだけの駅だったんです。
駅の所在地は「愛知県一宮市」で、文字通り「木曽川」の「堤防(ていぼう)」に存在する駅でした。 川に
面している事や周囲に駅よりも高い建物が無いことから吹き付ける風は常時強く、悪天候の際には「ホーム」
で待つのは困難ではないかと思えるくらいにシビアな駅でした。 以前、夕立の最中に「普通列車」で当駅に
到着した際、扉が開いたら雨が車内にまで吹き込んだ事もあったくらいです。
当駅の開業は既に現在の「名古屋鉄道」が合併を経て誕生(1935年)していた後の事で、「名古屋本線」の
大元となる「名岐線」が「押切町駅(名古屋市)」から「新岐阜駅(岐阜県)」までを開通させた以降である
1939年(昭和14年)に新たに設けられました。 「木曽川堤駅」とはよく言ったもので、当駅を北へ出ると
「踏切」を挟んですぐに「木曽川」を越える為の「橋梁」に差し掛かる位置に駅があるんです。
「駅舎」が整備されるまでは「ホーム」へはその堤から「ホーム」の北端へ直接入る構造のもので、「名古屋
方面」側は階段なのに対し、「岐阜方面」側はスロープになっているチグハグさが見られましたが「駅舎」が
双方の「ホーム」に設けられてからは「スロープ」に統一されています。 ところが「駅舎」と「ホーム」の
間には微妙に長い通路が設けられてしまっていて、また新たな「不思議」が生まれてしまっています。
「駅集中管理システム」の導入は「名古屋本線」では一番最後でして、前後の駅がいち早く導入する中で当駅
では導入に向けた動きがなかなか見られなかったので、ひょっとして駅の「利用者」の少なさから「廃止」と
なるのかと思っていましたら、新たに「駅舎」を設ける際に「堤防」も改修工事をしていたそうで、それが
一段落するまでは手が付けられなかった理由があったようです。
ちなみに「名鉄・名古屋本線」では「愛知県内最北端」の駅となっております。