「名古屋」屈指の大企業、のひとつである「リンナイ」は「中川区」にある企業。 およそ90年の歴史を
経て、町の「製造工場」から資本金約65億円の「大企業」へと成長を遂げました。 珍しく「主要株主」に
「名鉄」や「トヨタ」、「中日新聞」など「名古屋」の企業を持っていないんですね。

創業は1920年で、2人の創業者「林兼吉」さんと「内藤秀次郎」さんの手により「林内商会」を立ち上げた
のがきっかけでした。 2人の苗字から一文字ずつとって「林内」→「リンナイ」となったんですね。
当初は「ガス石油器具」の製造や販売を手掛けていましたが1938年からは「第二次世界大戦」に備えて
「航空機」の部品の製造も経験しています。

戦火に見舞われながらも1946年には再び「ガス石油器具」事業を再開、工場も立て直すと1950には念願の
「株式会社」となり、社名を「株式会社林内製作所」としています。 業界初となる「LPガス用ノズル」
の開発に成功して地盤を築くと「ガス赤外線ストーブ」の開発、「石油コンロ」に「JIS表示」許可、
「小型ガバナ」の開発と立て続けに「国内初」の快挙を達成し、「発明協会」や「名古屋通産局」からの
表彰を受けます。 この頃より全国各地へ「営業所」を儲け、手広く事業を展開していきました。

現在では当たり前となった「グリル付コンロ」「外焚式ガス風呂釜」「ガス温風暖房機」を次々開発すると
今度は世界へと進出することに。 創立50周年を迎えた1970年には「台湾」へ、その翌年に社名が現在の
「リンナイ株式会社」と変わると同年には「オーストラリア」へ進出。 その後も「マレーシア」「韓国」
「アメリカ」などへ進出し、現在では全大陸において「製品展開」を行っています。

既に同じ「名古屋」で同業種を先に展開していた企業には遅れを取ったものの、様々な分野で技術的に圧倒
し、新技術・新製品を世に華々しく発表。 それに伴い各方面からの「受賞歴」も重なるなど全てが順調に
見えていましたが、2007年に発生した『リンナイ湯沸器死亡事故』の発覚により現在も該当機種の回収など
対応に追われています。 数々の新技術・新製品で実績を積み、信頼を得て来た企業だけに早急な再発防止
と信頼回復が果たせるように祈っております。