その昔、「東海道」において「桑名宿(三重県)」と「宮宿(名古屋市熱田区)」を海路で結んで
いた事から、その距離(約28km)を捉えて「七里(しちり)の渡し」と呼ばれました。 

1601年に「東海道」が制定されたのですが、その道中に存在する唯一の「海路」となりました。
船に乗り込んでの移動はおよそ4時間。 もちろん当時の船は人力での航行です。 天候の悪化の
際には運行が見合わされたり、途中で転覆・沈没してしまう事も珍しくない時代でした。
船が苦手な人、事故の恐れを敬遠する人は陸路である「佐屋街道」を迂回する事となります。

「桑名宿」側では「桑名の渡し」と呼ばれたり、「宮宿」側では「宮の渡し」や「熱田の渡し」と
呼ばれたり、発着する現地では地元の名前を優先的に取って呼んでいたようです。

現在も「宮宿」と「桑名宿」を巡る船旅の企画が時々あるようです。