


「バスロータリー」状になっているのですが、その場所は少し高いところに位置しています。
実はその場所の裏側には画像のような、高さ2m程度の壁が400m程続いているんです。
この壁の正体は「防潮壁」で、約45年前に起こった「伊勢湾台風」で受けた被害体験より、その後の
台風の襲来に備えて周囲の住宅地を守る目的で作られたものでした。 当時はまだテーマパーク化した
「名古屋港」の海岸線が今よりも北側で、強風による高波が住宅が立ち並ぶ地区へ流れ込む事が
多くあったようです。 その波を防ぐ目的で立てられた「防潮壁」でありましたが、近年は開発も
進んで高波もこの一帯までは流れず、役目を終えています。
無骨な風貌・汚れや老朽化により一時は存続の危機も迎えましたが、地元の取り組みにより一転して
「アート」として蘇り、現在も存続しています。 周囲には木々が植えられ「みなと・夢ロード」と
銘打たれた「壁」には地元小学生による「絵画」や有志による「写真展」、画像にあるような
「トリックアート」までもが描かれていて、一見ではかつて「防潮壁」だった事さえも判らない程に
なっていました。
2005年には名古屋市主催の「都市景観賞」を受賞しています。