「あんこ」の消費量が日本トップクラスの「愛知県」とあって、またまた「あんこ」食品のネタかと
思われる方も多いかと思います。 かつては私もその一人。

「いなまんじゅう」の名前から察するに、「小坂井町」にある「名鉄・伊奈駅」の周辺の「郷土菓子」
かと思っていました。 「伊奈」や「小坂井」には一度だけ行った事があったけど、目にしなかった
なあとか考えながら調べを進めていたら、意外な事実が判明!

「いなまんじゅう」は「饅頭」に非ず。

なんと、「いな」とは「鯔(ぼら)」の子供の事を言うんだそうです。 しかも「鯔(いな)」と
同じ漢字を書いて「ぼら・いな」と読むんだそうですよ。
(ちなみに出世魚で おぼこ→いな→ぼら→とど と名前が変わっていくんだそうです)

明治時代より「海部郡」周辺での「保存食」や「祝い事」の際の食べ物として長く伝え造られて来て
いましたが、最近では家庭で作られる機会も少なくなってきているそうです。

作り方は、「いな」の腹は切らず、エラの部分からカギ状の道具を使って「内臓」と「骨」を抜き取り
その中に「味噌」「酒」「みりん」「砂糖」を混ぜたものと、具となる「銀杏」「刻み椎茸」「柚子」
などを詰め、それをこんがり焼き目が付くまで焼き上げます。
この時、「いな」のおなかが膨らんでいる様子から「まんじゅう」という表現が付いたんでしょうね。