時にはココを弄らないと「病気でもしてた?体調でも悪かったん?」とか言われかねないので弄ってみる
コノ辺りの桜は葉が出だしました。
この冬は非常に寒かった時期があり、完全に葉を落としてしまったワイの八朔ですが、何とか新芽をたくさん出してくれて一安心
我が家では一年草として扱われていたハイビスカスですが、今回は外に植えていた物を家に入れることを嫌がる嫁さんを口説いて去年の11月初めに木&根っこを小さくし、鉢を換え家の中に入れてやることで越冬させてやれました
庭の世話をする私としては草木が越冬できないのは諦めがつくのだが木が越冬できないのは精神的に苦痛
越冬できないなら買ってきて欲しくないが嫁さんは毎年容赦なく買って来るし
コレ↓は2か月以上前の写真。
今冬は家の中で何度か花を咲かせて楽しませてくれました
前回のブログアップから色々戦っておりました。
全てはアップしていられないので、かいつまんでなるべく急ぎ足でいきまっしょい
R80G/Sさん出来てます。
え~、今回も最後の最後まで色々楽しませてくれました。
入庫時とは外観・操作感・走り全てに於いて別物に生まれ変わっています
まだ100%とは言いませんし、100%なんて言える仕事は今まで一度も出来た事が無い(所詮三流幕下メカですから)
では簡単にふりかえりませう。
腰上を組む前にコンロッドから先の重量を計ると思った以上の差があり「こりゃイカン」と
この時代のフラットツインでもコンナ↑↓に重量差があることもあるんですね
重量差の原因はピストンで、コンロッドやピストンピン等左右の部品を入れ替えても殆ど変わらない
この個体のピストンは左右で裏側の構造が違いロットが離れたピストンが入っていた(最初からか途中で替えられたかは分らんが)のが分かるので納得でもあるが6g近くもダイエットするのは意外と難しい
結局ピストン回りだけでなくピストンピン内側のダイエットも使って左右で0.1g以内差まで持っていきました
で、下準備も整い腰上を組もうと思ったらパッキングされていたロッカーアームのコンバージョンキットの内容に間違いがあって足止めを食らう↓
#1ロッカーアームが3本で#2ロッカーアームが一本・・・・・・どおせえっちゅうんですか
他にも色々あるが端折り・・・・・・・仕上がって試乗するも距離80km程走ってコウ↓
今回の仕事で気になることだらけの個体だったため、チョイ乗りでは無くしつこく乗って正解でした
この個体は「色んな良からヌもの」が「憑いて」きてた感じだったので、全力での「お祓い」が必要と考えておりましたから
で、コノ↑理由はクランクリヤシールからのオイル漏れ↓
何時も通り特殊工具で垂直に圧入したし、組み立て時も気になるイレギュラーはなかった。
最近他の車両でも同じバイトンシールを使ったが問題は出てないし、オイルシールの不良は無いと考え、交換した中古クランクエンドボスを疑う↓
キズも無く問題があるとは思えないが念のため再度交換し組んだ。
無いとは思えど、オイルポンプカバーから上側に向かってリークしてるなんて事が無いか確認するも「勿論」問題無し。
で試乗し、又コウ↓
G/Sさんが私の「お気に入りリフト」から降りて下さらないので、もう一個リフトを引っ張り出して「デンスケはん」と同時進行の図↓
あれもこれもヤルと作業効率は落ちがち・・・・・・歳を取った証拠でしょうかね
で、こうなるとオイルシールを疑うしかないとなり、なるべく早く部品も欲しいという事でBEMER唐澤さんにリップタイプと純正OEMスクレイパータイプを一個ずつ送ってもらった(電話が繋がらなかったのでメールで発注)。
唐澤さんから送られてきたリップタイプは今回当店で使った物と同じメーカーの物で、唐澤さんはこのバイトンオイルシールの不良に当たった経験は無いと仰っていたが、今回は何となく不安なので使わないことにしてスクレイパータイプを使う事に。
二度もバラさせられて疑い深くなっていたのでエンドボスをシールに入れ(OEMスクレイパーシールには絵での取説が入っているのでソレを理解した上で行動しませうね)て光にかざすと二点針の先のような大きさの光が二点(対角線場にも同じようにあった)見えた↓
その二点の隙間には深くは無いがリップの下から上まで溝もあった↓
エンジンに火が入って熱や内圧が加わったりオイルに浸されることでエンドボスとスクレイパー部が密着していくのかとも思ったが念のため唐澤さんに問い合わすと代替品を送ってくださった。
写真は撮ってないが代替品も全く同じではないが、同様にエンドボスとスクレイパーの当たり面に隙間の有る所が在って前述の想像も含め「こういうものなんだ」と納得。
こんな事を確認する人は居ないから唐澤さんもコウいう問い合わせは初めてで気になる内容(一般的なリップタイプのオイルシールだったら絶対ダメな状態ですからね)でもあったため代替品を送ってくださったわけです
日本人故の迅速で丁寧な対応に感謝感謝でございました
唐澤さん、私の妙な勘繰りにお付き合いさせてしまい申し訳ありませんでした
で、スクレイパータイプのシールに交換し距離90km程試乗(腰上オーバーホールしたてですしG/Sはデフがかなりショートなので速度は80kmちょっとまでしか出してませんが)するもオイル漏れは発生せずヤレヤレ・・・・・と、結局試乗だけで距離200km強走ることに
そりゃ、古い車両の整備は儲かりません(当店が仕入れた新品部品で増えた仕事分は請求できませんしね)し、「仕事としては出来るのに古い車両の仕事を断る」店が増えるのも納得
G/Sさんの「お祓い」がやり切れていることを願いまヌ
G/Sはココまで
先月はオイル漏れに縁があったと言いますか・・・・・・・昨年やったCL72のヘッドガスケットのオイル漏れ修理でダメ出しが
昨年の修理時には試乗後に増し締めして出荷していたのですが、今回念のためヘッドナットにトルクレンチを掛けると3/8回転程回り「をいをい」と
古ぅ~い新品ガスケットを使ったことも関係してると思うのだがどうだろう?
増し締め後試乗すると入庫状態よりは明らかに漏れは減ったがゼロにはならず諦めて御開帳↓
今回は面出しも徹底してコウ↓
ガスケットも社外だが現行販売されている物を使った。
今回は組んで最初のエンジン調整後に増し締めし、最初の試乗後に増し締め、調整修正後の試乗でさらに増し締めしました(当然トルクレンチ使用で)。
コレで漏れたら「ばんざい降参」でしょう
今まで使ってきた定盤をこの機に修正しようとするも受け付けてくれるところが無く、社長に4気筒ヘッドも行けるものを買ってもらいました↓
Vブロックも欲しかったのでオネダリしてGET
精度はストレートエッチで確認すると仕様通りコウ(0.01mmはギリ通る所が在るが0.02mmは何処も通らない)↓
単車相手だったら完璧でしょう
この製品は購入先で修正してくれるとの事なので末永く付き合えそうです
そしてベベルドカのキックオイルシールからのオイル漏れ↓
交換して4年も経ってないはずだが・・・・・・
ACGカバーを御開帳しないと交換できないわ、貧弱極まりないオイルシールに「ぬぅ~ん」と
セル無しなんだしもう少し頑丈なシール回りにしていても良さそうなもんだが・・・・・
久々のUPは疲れる。
最後に今日の「デンスケはん」↓
BMWのフルコピーとはいえ色々と手を加えないとBMWの新品部品が使えなかったりと楽しませてくれます
腰上を組むだけでもロッカー周りを細工しないと駄目だったり、もう作業中の「独り言」が止まりません
そんな「デンスケはん」の分解時のSDカードネタから一つ
ヘッドガスケットは左右で異なる物が使われていて、紙系のガスケット紙で自作されていた右側は強固に固着しており下手をするとフィンを折りかねなかったためジャッキを使ってコウ↓
鉄であれアルミであれ古くなった鋳物はちょっとした力の入れ具合で破損しかねないので適当にバールを入れたりプラハンでガンガンどつき回ることも出来ない
で、コウ↓
少しでも固着の激しさが伝わりますかね?
というか、よくこんな分厚いガスケット紙でガスケットを作れたなと感心
そして現れる5本リング↓
やりすぎだらう、ゲルマン民族
私のようにピストンリングコンプレッサーなる物を使わないメカニックだと少し組み立て時に知恵が要る
久しぶりのUPは疲れる(しかも酔ってるし)。
お酒ネタも行きたいけど今日はココまでで堪えてん
筋トレは済んでますし、次造る楽器の回路図を考えつつ、もう少し呑んで床に就きます
ばいちゃ