さて盆休み直撃の台風7号どうなることやら
先の6号はこちらは「まあまあ」離れてるのにモノ凄く強い風が長時間続き驚きました
雨も怖いが風も怖い
今日は当店の販売車両のグッチ/ルマンⅡから弱点ともいえるライトの光軸周りの修理ネタ。
光軸調整のネジ先端のボールを抱いているコノ↓樹脂は経年変化で割れたりしてボールが外れて調整が効かなくなったりライトユニットが遊んだりして割れを誤魔化す為にタイラップで括ったりしていたりする。
この車両も納車前の車検整備でタイラップで止められていていたのは解っていたが、車検時にはライトテストも無事通ったこともあり気にも留めなかった。
しかし、納車時にはボールが外れてしまったようでライトユニットが遊んだ状態に
この詰めの甘さが幕下三流メカニック故と
で、修理に持ち込んでいただく前に新品の樹脂パーツ(↑の半透明の奴ね)を購入して持ち込んで貰ったのだがコレ↑はスモールツイン用らしくルマンⅡではライトフレームへの樹脂の取り付け穴外径も合っていないうえに光軸調整ネジのボール部の径も合っていない為使えない事に
しかもライトのフレームの光軸調整用の樹脂製支点軸がライトがハウジング内で遊んでいたためか折れてしまっている始末↓
いや、光軸調整時にアジャスターが一杯にでも回されててタイラップで括っていることもあって無理して折れたのか?
流石にコレ↓はエポキシ樹脂で接着したり溶かしたりしてもすぐ折れる・・・・・ライトフレームなんて新品出ないだろうし・・・・・
で、ボールを加える樹脂3個の内2個は生きていたので、色々考え廃材をゴソゴソして溶接だぁ~何だぁ~と加工してこんな物を作りました↓
元の樹脂製支点軸はスリ飛ばしコウ↓
裏から見てコウ↓
どうです?これなら元の支点より安心でせう?
ガタツキも一切なし
勿論可動域も問題無し↓
ね?↓
文章で流すと簡単そうだが結構時間が掛かる面倒なお仕事
次っ!
ユニットトラから
貴重?な#35ハンドルライザーを付けてハンドルを切るとタンクにライザーが当たる
ハンドルストッパーを考えにゃあならんな・・・・・と
で、廃材をゴソゴソしてこんな物を作り
コウ↓
これも、文章で流すと簡単そうだが、構成を考えたりハンドルの切れ角の調整だの塗装だのと意外と時間が掛かる
トラは何処かを開けると何かが出てくる
スロットルユニットを開けるとスロットルケーブルが解れて来てました↓
ライザー交換に伴いスロットルケーブルは造らにゃならんかったのでナイスタイミングかと
この前のベベル黒金900SS同様、オーナー様の愛情に車両が答えたのかな・・・・・・なんて想像をするメカニックは気持ち悪いですか
この車両は一年ほど前にアルミのリヤフェンダーが割れて交換したのですが、少しでも割れる可能性を減らそうとそこら中にラバーワッシャー入れたり一番の割れの原因になりそうなプレート台をラバーマウント↓にしたりしていましたが案の定クラックが入り出した
取りつけるのに凄く苦労したこともありこれ以上割れないように何とかしようと考えこの様↓にアルミのフラットバーを曲げ整形しフェンダー裏にねじ止めしてみた(CL72のリヤアルミフェンダー的発想)。
この処置後4か月経ったが今のところ割れは広がっていない
この先どこまで持つかは分らんし、他の所から割れるかもしれんが、凄く苦労して交換したフェンダーなので、暫く延命できそうで嬉しい
交換前にこの処置(付ける前ならネジ止めでなくリベットで止めれただろうし)をやっときゃ良かったと反省
尚、BMWの大きく分厚いタンクマウントラバーでマウントした前側は今のところ割れ無し↓
此方もアルミのフラットバーで処置した方が安心でしょうが、フェンダーを外さないと出来ないし結構な手間なので、少しでもクラックが入ったら頑張ってフェンダーを外して処置しようかと
コノ↓写真を見てて思ったがナイロックナットの下のワッシャーはもっと外径の大きい物にするべきだったな・・・・・う~ん、やっぱり幕下三流メカニックだな
よし、単車ネタはココまで。
久しぶりのメカクック
私はバタール―から作る欧風カレーを作るのが好きで時々トライする。
今のところレシピは完成しておらず作る度に「次はコノスパイスをこれ位増やそう」とか「水分量をこうしよう」とかメモして毎回変えて行っている(進化しているかどうかは謎)。
具材は決まっていて鶏もも肉・マッシュルーム・しめじ・大き目くし切りの玉ねぎ・トマトという感じ。
スパイスはS&Bの赤缶カレー粉をベースにクミンシード(ホールをみじん切りする)・パプリカパウダー・粉胡椒・ホワイトペッパー・ミルで挽く黒コショウ・ホワジャオ(ホールをみじん切りする)・一味・和山椒等香りを嗅いだり味を見つつブレンドする。
カレーにしか使えないスパイスを色々揃えるのは嫌なので「ある物」でする感じだが、こうすることで赤缶カレーでは出せない香辛料の情報量となり辛味の奥行きも増し口の中が忙しくなって楽しくなる。
みじん切りの生姜は多め、みじん切りのニンニクは控えめで肉の色が変わってから投入し炒め過ぎないようにする。
バタールーは小麦粉の色づき具合で芳ばしさや苦みが調整できるので面白い(コーヒーの焙煎もこんな感じなのかな?)
バタールーを入れる「だし汁?」は水をあまり使わず白ワイン・赤ワイン・紹興酒・日本酒をベースに摺りおろしリンゴ・摺りおろしバナナ・摺りおろし玉ねぎ・コンソメ・ローリエ・はちみつを加える。
色々すり下ろして入れたら何時間も煮込まなくても味の深みが出やすい気がする(「ほっとく鍋」で一晩寝かしてから温め直して一皿目を食し、もう一晩寝かしてから二皿目を食したりはする)。
ココ↓から炒めた具材とカレールーを合体さして仕上げにお酢と塩を加え完成
五味を好きにコントロールしたり、日を追って変化する味わいを楽しめたりとカレーは豊かな料理。
盛り付け写真は撮ってないですが、最近は白米だけのご飯は食べないので大麦の混ざった低糖質ご飯にパセリを振りスコッチエッグ(途中で崩して味変)と福神漬けを添えて食べます
え~、酒を呑みながら台所に3時間近く立ってこんなカレーを作るメカニックは駄目ですか?
尚、カレーが出来上がった頃には私も「酔っぱらい」として「完璧」に仕上がっていたりします
よし、今日はココまで。
あでゅ~