ソニアは熊本在住なので、今回の地震、震度6弱と震度6強凄かったです。
木造は崩れ、被害少なそうに見えても部屋の中はどこもぐちゃぐちゃ。

最初の強震の時は冷蔵庫横のキッチンテーブルにいました。
揺れた瞬間から次女のもとに駆け寄ろうとしてたら冷蔵庫が襲い掛かってきましたが、コンセントの金属部分が歪みコードだけで冷蔵庫を引き止めてくれました。そのすきに寝室の次女の元へ。
次女は「大丈夫!大丈夫!ママ大丈夫だからね!!」と逆にソニアを落ち着かせてくれました。

そして続く強い余震の合間に猫たちの安全確認をしました。
「はやては!?」「ベッドの下にいるよ!!」
「いぶきは!?」
押入れの下の隙間に「いた!!」
「ふうたは!?」
押入れの一番上の隙間に「いたよ!!」
「チェルシーは!?」「え?一番にみたよ」
「どこ!?どこ!?いない!!」
「ママと入れ替わりに(寝室の)外に出たんだ!!」
「連れ戻してくる!!」
4匹のところ1匹足りません
リビングはもうガシャンがシャンと割れる音だらけです 慌てて探して連れ戻しました。ここは5階、全部閉めてあった窓も網戸も揺れで開いてました。
チェルシーは怯えて、寝室に入れて引き戸を占めるとすぐに押入れの中の隙間に逃げ込みました。
「チェルシー、ガラス踏んでない!?」
「今はわからないわ!」
チェルシーは普段からフンフンと鼻息の音が大きい子なんですが、それはもう、早鐘のようにフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッ!ととぎれなく聞こえてきます。
心臓発作しやしないかとひやひやものでした。

余震は大きく何回もきます。そのたびにいろんな騒音と共に色々なもの、特に大きな物がが飛び出してきます。
次女とベッドの上で抱き合って耐えました。猫が物の下敷きにならないかが心配でした。
次女は繰り返し「大丈夫よ!はやて、大丈夫よ!いぶき、大丈夫よ!ふうた、大丈夫よ!チェルシー、大丈夫よ!ママ、大丈夫よ!」と言い続けてました。

電気はついたままでした。メールで大阪の長女に怪我ないことを知らせようかとしましたが、PC触る手が震えてて、途中で何をしているのかがわからなくなってるうちに、次女がラインで姉やその他の親戚に連絡をつけてくれました。

余震は朝まで何度も続き、眠れないまま夜が明けてきました。
猫たちの内ベッドの下のはやてをのぞいて、他の3匹はそれから丸2日押入れから出てきませんでした。チェルシーのフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッだけが聴こえ続けてました。

         〈 その2につづく 〉